医師・専攻医募集

東北医科薬科大学精神科学教室では初期臨床研修医などを募集しています

初期臨床研修医
初期臨床研修医募集については、詳しくは卒後臨床研修センターをご参照ください。
専攻医
新専門医制度における専門研修について、当科は基幹施設としてプログラムを申請しています。


●研修プログラムの概要●
 典型的には1年目に基幹病院にて精神科医としての基本的な知識と技術を身につけます。この期間は精神科医として診断・治療技術のみならず他科やコメディカル、地域などとの連携も含めた基本的技術を習得することを到達目標とします。
 2年目には、連携病院を各半年ずつローテートし、触法例を含む難治例、慢性期症例、児童・思春期症例、認知症症例、身体合併症治療、睡眠障害症例などを幅広く経験し、精神療法、薬物療法を主体とする治療手技、生物学的検査・心理検査などの検査手法、精神保健福祉法や社会資源についての知識と技術を深めていきます。この期間は、精神科医としての自己コントロールおよび倫理の習得と基本的な技術の自立を目指すと共に将来出会う可能性のあるほとんどの疾患を経験し、どのような患者を診ることになっても適切に対応できる応用力を身に着ける事を到達目標とします。
 3年目に基幹病院に戻り、専門医としてふさわしい技術を確立します。この期間は研修の総仕上げの期間に位置づけ、最終的に指導医から自立して診療できるようにすることを目指します。随時勉強会、研修会に参加し、時には自ら主宰してリーダーシップも身に着け、外部の学会・研究会などで積極的に症例発表します。また、専門医試験の準備、精神保健指定取得の準備、各種学会への参加、スタッフ研修会の講師など(一部任意)を行うことで高い専門性を身に着けることができます。これら3年間のローテートの順番や期間については、本人の希望に応じて柔軟な対応が可能です。

●研修プログラムの特徴●
 東北医科薬科大学病院を基幹病院としたプログラムは、少数の専攻医を教育経験豊富な講師陣がローテート方式で指導します。連携病院は東北の各地域において最も信頼の厚い病院のみであり、このような連携体制を組めるのは、新規の大学病院の利点です。
 当プログラムは、研修期間の間にオールマイティな技術を習得するのはもちろんですが、将来的に発展していくための基礎固めも目指しています。そのため、児童から高齢者まで、精神病理的な診断から最新の機器を駆使した診断まで、他科医師からコメディカルや社会資源に至るまでの幅広い連携のスキル、神経症レベルから触法患者まで、心理教育から当事者会まで幅広い経験を深いレベルで習得し、震災復興や研究マインドにも触れる事ができるように準備しています(一部任意)。また、幅広い経験を積む目的で1年目から週に1日、出向研修に出ることも可能です。
 基幹病院である東北医科薬科大学病院は、平成28年度開設の医学部関連施設です。専攻医は外来と閉鎖病棟(46床)を中心に診療を行い、リエゾン、緩和ケアなどにも参加し、多職種の集まるミーティングなどを通じてチーム医療を学びます。また、任意で薬物療法や精神療法などの勉強会や抄読会、講演会などにも参加できます。
 連携施設のほとんどは各県の精神科救急の拠点病院でもあります。精神科救急は、最も敏速に診断を下し治療を開始しなければならない医療場面ですが、当プログラムでは、その研修機会を豊富に用意しています。たとえば、国立病院機構花巻病院は北海道東北地方で唯一の医療観察法指定入院施設です。同法による入院患者は、処遇が最も困難ともいえる症例が多く、そのために尽くされる医療及び社会資源は究極のモデルともいえます。国立病院機構仙台医療センターでは、救命救急センターと連携した精神医療などを学ぶ機会に恵まれています。また、三川病院といわき開成病院では医療過疎地域や被災地医療を学ぶことができます。
募集条件
 わたしたちは、震災復興と東北の医療過疎への対応という大きな課題を背負って船出した医学部の一員であります。ともにこの荒波を超えていこうという勇気のある方を広く募集しています。我々が求めるのは、東北のためになりたいという気持ちだけです。スタッフは教育経験・研究経験が豊富ですから、いちからでもお教えします。みんなで和気あいあいと楽しく仕事をしていきましょう。コメディカルの方たちもすてきな方ばかりです。よろしくお願いいたします。
応募方法
まずは下記問い合わせ先まで詳細をお問い合わせください。
応募問い合わせ先
卒後臨床研修センター 問い合わせフォーム

その他研修説明会、病棟外来見学等、随時お気軽にお問い合わせください!
E-mail:soumu@hosp.tohoku-mpu.ac.jp(病院代表窓口 総務課)