研究室案内

臨床系

内科学第三(血液・リウマチ科)Division of Hematology and Rheumatology

亀岡 淳一 教授

STAFF

  • 亀岡 淳一 教授
  • 小寺 隆雄 准教授
  • 高澤 德彦 准教授
  • 阿部 正理 講師
  • 岡 友美子 助教
  • 堤 智美 助教

[研究テーマ]

高齢リウマチ患者に適した治療アルゴリズムの開発
合併症リウマチ患者に適した治療アルゴリズムの開発
生物学的製剤減量可能性と可能にする因子の検討
難治性膠原病患者に対する新規治療薬の有用性の検討

[研究概要]

1)関節リウマチの治療の進歩は著しく、約半数が寛解へ至り、残りの大多数も低疾患活動性となり、関節変形を残すことはほとんどなくなっている。しかし一部の患者では合併症や副作用のため、十分な薬物治療ができず、現代治療の恩恵を受けられない。ガイドライン等にも合併症や高齢者などに対しての治療方法についての記述は全くないのが現状で、各専門医が試行錯誤の上治療方針を決定している。当科はリウマチ治療の歴史が長く高齢者が多く、間質性肺炎などの合併症のある方の治療経験が豊富であり、これまで十分な治療成績を残してきた。具体的にはメソトレキセートが何らかの理由(合併症、高齢)で使用できない患者に対して、タクロリムスを基本薬として使用し、効果不十分であれば生物学的製剤を使用することで、メソトレキセート治療、あるいはメソトレキセート+生物学的製剤と同等の治療効果を得ることができるのかを検討することである。
2)一方標準的な患者においては、寛解後に生物学的製剤が減量できることが、各種研究やガイドラインでも示されている。蛋白製剤である生物学的製剤は抗薬物抗体に代表される免疫原性を惹起することがあり、この免疫原性が惹起される確率は、薬剤の種類により異なることが分っており、一部の免疫原性が高い薬剤では、薬剤の減量はし難いとされるのが一般的な見方である。しかし当科では免疫原性が注目される以前より、ほぼ全ての種類の生物学的製剤において、薬剤の減量投与が実施され成功している。これらの症例において抗薬物抗体の有無を測定することにより、生物学的製剤の減量可能因子がさらに明らかになることが期待される。
3)各種膠原病治療についても、ここ数年で新規治療が登場し、今後治療が大きく変革すると思われる。将来の膠原病寛解の時代に向けて、一人一人の治療を積み重ねてゆく(症例報告の積み重ね)ことが現時点で重要であると考えている。

一覧へ戻る

▲ ページTOPへ