生命薬科学科
DEPARTMENT OF PHARMACEUTICAL LIFE SCIENCES
DEPARTMENT OF PHARMACEUTICAL LIFE SCIENCES
2020年度から新カリキュラムを開始し、生物系の選択科目が増えました。近年、大きな注目を集めるゲノム医療や再生医療、バイオ医薬品といった最先端技術に携わる人材の育成を視野に入れています。
専門性を高める生物系・化学系の選択必修科目を配置
総合教育科目、化学系・生物系の基礎薬学科目、医療薬学科目、法規関連科目といった必修科目のほか、13の化学系専門選択科目と14の生物系専門選択科目を配置しています。自分の興味や、将来就きたい職業の専門性に応じて科目を選択し、その領域を深く学ぶことができます。
生物系専門の選択科目が充実
日進月歩で発展する生命科学の分野では、「薬と生命現象との関わり」を理解する人材が不可欠です。本学では2020年に「細胞工学概論」「分子細胞生物学」「放射線生物学」「分子標的薬概論」など8つの生物系専門選択科目を新設。近年、注目を集めるゲノム医療や再生医療に関わる科目を学ぶことができます。
体系的なサポート体制が実現する、高い就職率
本学独自のきめ細かい就職支援体制は、高い就職率の実績に表れています。必修科目の「キャリア開発講座」では、1年次よりキャリアを意識し、学生それぞれの個性や適性を活かしたサポートを実施。卒業後の夢の実現に向けて、着実なロードマップ作成を目指します。
また、生物選択科目を増設したことにより、職種の幅が広がりました。バイオ系や製薬・食品・衛生関係、治験・臨床開発関連職種など、さまざまな分野で活躍できる人材を育成します。
高等学校の履修内容が激減したにもかかわらず、社会が薬学部卒業生に期待する資質は依然高いことから、現在、高等学校教育と大学教育の間には大きな解離ができています。このギャップを埋めるため、「数学演習」、「化学演習」、「生物学演習」、「物理学演習」を、大学教育への橋渡し科目として配置しています。
薬や生命科学に携わる人間は、豊かな教養と人間性を備えることが非常に重要です。「語学(英語、英会話、ドイツ語、フランス語)」の他、「哲学」、「文章の表現」、「社会の仕組」、「現代の社会」、「こころの科学」といった多様な教養教育科目を配し、知性と理性を磨きながら、人間性の向上を図ります。
生命薬科学科は、卒業後の進路選択が極めて広いのが特徴です。「キャリア開発講座」では、取得可能な資格ならびにその資格を生かした各種業種の内容を理解することにより、キャリアプランへの動機付けを行います。また、「大学基礎論」においては、研究室体験学習や企業見学学習を通してキャリア形成への理解を深めるとともに、グループ討議やプレゼンテーションによりコミュニケーション能力の向上を図ります。
前期 | 後期 | |
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教養と倫理 |
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情報発信とコミュニケーション |
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生命科学領域の専門性 |
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創薬を担う力 |
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課題発見と解決 |
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自己研鑽 |
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★(選択必修科目)
人や動物の生命を取り扱う生命科学に携わる者は、高い倫理観に基づいて行動をする必要があります。「科学史」では東洋・西洋の薬学・医学の歴史を介して医療倫理観を、また「倫理学」では生命倫理や研究倫理を含んだ科学者としての倫理観を醸成します。
「有機反応化学」、「分析化学」、「生薬学」、「生理学」、「生化学」、「免疫学」など、多様な基礎薬学科目を数多く配置し、医療薬学科目や専門選択科目を学習するための基礎を構築します。
国内のみならず国際的にも幅広い分野で活躍するためには、専門分野における十分な英語力が必要になります。研究成果や先端業務内容を国際的に情報発信できるよう、「物質化学論文講読」や「生命科学論文講読」により、専門領域の語学力の向上を目指します。また情報発信には、情報機器ならびにソフトウェアの熟達が必須です。「情報科学」では、薬学領域で汎用されるソフトウェアを含め、その習熟をサポートします。
自らが目指すキャリアプランを達成する為には、職業毎に求められる自己表現力、対人関係能力、問題解決能力等を身につける必要があります。「キャリア支援講座」では、プラン達成に必要とされる社会スキルの習得をサポートするとともに、習得課程において目指すキャリアプランにおける職業観の醸成を図ります。
前期 | 後期 | |
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教養と倫理 |
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情報発信とコミュニケーション |
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生命科学領域の専門性 |
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創薬を担う力 |
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課題発見と解決 |
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自己研鑽 |
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★(選択必修科目)
製薬会社の医薬情報担当者(MR)、治験実施施設管理機関(SMO)の治験コーディネーター(CRC)や受託臨床試験実施機関(CRO)のモニター(CRA)は、薬物療法に対する専門知識を備えている必要があります。「薬理学」、「薬物動態学」、「製剤学」、「疾病と治療」などの医療薬学科目を配し、十分な専門知識の習得を図ります。
専門選択科目として、化学系13科目と生物系14科目の合計27科目を配し、その中から19科目以上を選択して単位を取得します。主体的に自分の将来設計に適合した科目を選択することで、個々の目指すキャリアプランの達成が容易になります。専門選択科目として新設された科目には、「細胞工学概論」「分子細胞生物学」「放射線生物学」「分子標的薬概論」など、近年注目を集めるゲノム医療や再生医療に繋がる科目が含まれています。
配属教室として準備されている20以上の研究室のひとつに所属し、1年半にわたって「卒業研究」に取り組みます。共に研究にいそしむ仲間たちや先輩、あるいは指導者との触れ合いを通して新たなコミュニケーションを構築しつつ、研究の進め方や考え方、実験手技、データ分析方法、プレゼンテーションスキルなどを習得していきます。大学院への進学者を希望する人は、この時点で志望をかため、準備を始めます。
目指す職種が、本当に自分の望む業務内容であるのか、また自分にあった職種なのかを判断するには、実際にその職種の業務を体験してみることが一番です。生命薬科学科では、企業で就業体験する「インターンシップ」への参加を積極的に推進し、キャリアプランの確立をサポートしています。
前期 | 後期 | |
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教養と倫理 |
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情報発信とコミュニケーション |
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生命科学領域の専門性 |
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創薬を担う力 |
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課題発見と解決 |
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自己研鑽 |
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★(選択必修科目)
卒業後の進路は幅広いですが、どんな場所でも薬学を修めた者として“科学的なものの考え方”ができ、また周りの人をリードする人材となることが求められます。「卒業研究」を遂行する過程では、自ら課題を発見し解決する能力を身につけることを目標とし、強い向上心をもちながら生涯にわたって自己研鑽していく姿勢を培います。
1年後には社会にでる学年。学生の進路に応じて必要となる知識を学ぶ「香粧品学」、「薬事関係法規」、「最新天然物化学」などの専門選択科目を配し、また正規のカリキュラム以外でも就職活動に役立つ各種講座が多数用意され、社会人あるいは大学院生となる学生に十分なサポート体制を構築しています。
前期 | 後期 | |
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情報発信とコミュニケーション |
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生命科学領域の専門性 |
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創薬を担う力 |
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課題発見と解決 |
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自己研鑽 |
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★(選択必修科目)