東北医科薬科大学皮膚科

研修医・皮膚科専門医募集

研修医募集(東北医科薬科大学医学部皮膚科研修プログラム)

 新専門医基幹病院申請に基づいて、東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室が2021年度から新規に基幹病院として機能することになりました。すなわち皮膚科専門医を取得するための後期研修施設となります。東北大学とも対等連携の関係を提携しました。そこで、皮膚科入局者、後期研修医を広く募集したいと考えております。

 概略の特徴を記します。

  • 5年間で皮膚科専門医取得(医学博士取得コースもある)
  • アレルギー専門医教育研修施設でもあり、アレルギー専門医取得も可能
  • 仙台市内のみで研修(希望があれば、南相馬市立総合病院、大阪市立大学皮膚科)
  • 東北医科薬科大学病院本院は仙台駅からたった20分、分院若林病院は仙台駅からたった10分
  • 英語論文がたくさん執筆できる(主任教授は論文執筆が趣味)
  • 皮膚科学教室主催の講演会(近隣開業の先生方との連携の一貫)が月2回平均 
  • 講演会後は仙台国分町で懇親の場がある(希望者のみで強制なし)
  • 後期研修医が少ないので、熟練した皮膚科スタッフから直接、指導が受けられる
  • 指導体制が充実 スタッフ全員が皮膚科専門医を取得している
  • 施設設備が充実 蛍光ティーチング顕微鏡2台、紫外線照射機2台(narrow band UVBはバルドマン社製UV7002、エキシマライトはセラビームUV308 mini)、皮膚超音波検査(エコー)1台、人工炭酸泉1台、皮膚科専任の研究補佐員がおり実験をサポート
  • 女性医師サポートあり 時短で勤務の女性医師あり

 基本的な臨床診療能力の修得を目的とし、より専門性の高い臨床に即した研修ができるようになっています。病棟カンファランスおよび教授回診(毎週水曜日)、臨床写真カンファランス(毎週木曜日)、臨床病理検討会(毎週火曜日)があります。病棟カンファランスおよび教授回診で、入院患者治療方針の立て方を学びます。臨床写真カンファレンスや臨床病理検討会で、口頭試問を含めて専門医取得に充分な力が付くような臨床能力を会得します。また後期研修1年目の先生を対象とし、川上教授が皮膚科の基本的な診断や治療の考えかたを教える時間を設けており、教授と自由なディスカッションができます。

 研修期間中を通して、皮膚科専門医取得の知識を深め、診療技術の向上を目標にきめ細かな指導をします。学会発表は年に2~3題を目標にして頂きます。発表に際しては、演題、内容ともにスタッフがきめ細かく指導しますので、心配ありません。学会参加費は全額医局から補助しますので、発表の際に金銭的負担もかかりません。論文も希望する限りできますのでどんどん執筆してください。主任教授の川上は、英文論文執筆が趣味ですので、作成のハウツウを伝授致します。

 研究に興味のある方、学位を取得したい方は、大学院コースをお勧めします。当然、専門医取得のための研修期間として認められます。研究テーマは本人の希望を第一に、教授以下研究スタッフと相談して決定しますので、本人が希望しないテーマを一方的に押し付けるということはありません。研究テーマは多岐にわたりますが、現在は血管炎を中心とした膠原病、iPS細胞を使用したメラノサイト(色素細胞)、アトピー性皮膚炎等のアレルギーなどがプールさせたテーマとして挙げられ、今すぐにでも研究が可能です。もちろん研究テーマはこれに限らず、本人がやりたいことができるように支援し、必要なら国内・海外留学も斡旋します。

各年度の目標

1・2年目:主に東北医科薬科大学医学部皮膚科において、カリキュラムに定められた一般目標、個別目標(1.基本的知識2.診療技術3.薬物療法・手術・処置技術・その他治療4.医療人として必要な医療倫理・医療安全・医事法制・医療経済などの基本的姿勢・態度・知識5.生涯教育)を学習し、経験目標(1.臨床症例経験2.手術症例経験3.検査経験)を中心に研修する。

3年目:経験目標を概ね修了し皮膚科専門医に最低限必要な基本的知識・技術を習得し終えることを目標にする。

4・5年目:経験目標疾患をすべて経験し、学習目標として定められている難治性疾患、稀な疾患など、より専門性の高い疾患の研修を行う。3年目までに習得した知識・技術をさらに深化・確実なものとし、生涯学習する方策・習慣を身につけ皮膚科専門医として独立して診療できるように研修する。専門性を持ち臨床に結びついた形での研究活動に携わり、その成果を国内外の学会で発表し論文を作成する。さらに後輩の指導にもあたり、研究・教育が可能な総合力を持った人材を培う。

毎年度:日本皮膚科学会主催教育講習会を受講する。また、日本皮膚科学会総会、World Congress of Dermatology(世界皮膚科学会総会)、European Academy of Dermatology and Venereology Congress(欧州皮膚科性病科学会総会)、Vasculitis Clinical Research Consortium (欧米臨床血管炎研究会)、日本研究皮膚科学会、日本皮膚免疫アレルギー学会総会学術大会、日本白斑学会学術大会・日本色素細胞学会学術大会、日本皮膚科学会東北六県合同地方会学術大会、日本皮膚科学会 宮城・福島・山形3県合同地方会学術大会、日本皮膚科学会宮城地方会学術大会には可能な限り出席する。各疾患の診療ガイドラインを入手し、診療能力の向上に努める。PubMEDなどの検索や日本皮膚科学会が提供するE-ラーニングを受講し、自己学習に励む。

研修準連携施設:東北医科薬科大学若林病院皮膚科 所在地:宮城県仙台市若林区大和町2-29-1
今後、皮膚科スタッフ増員の際、常勤医2名を予定
研修準連携施設:南相馬市立総合病院皮膚科 所在地:福島県南相馬市原町区高見町2-54-6
今後、皮膚科スタッフ増員の際、常勤医2名を予定
研修連携施設:東北大学大学院医学系研究科皮膚科学分野 所在地:宮城県仙台市青葉区星陵町1-1
研修連携施設:大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学講座 所在地:大阪府大阪市阿倍野区旭町1-4-3
研修準連携施設:東北医科薬科大学医学部血液膠原病内科 所在地:宮城県仙台市宮城野区福室1-15-1

お問い合わせ先

東北医科薬科大学医学部卒後研修支援センター
E-mail:kenshu-shien@tohoku-mpu.ac.jp

東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 
主任教授 川上 民裕
〒983-8536 宮城県仙台市宮城野区福室1-15-1 
TEL:022-234-4181(代表) FAX:022-290-8983(共用)

皮膚科専門医募集 (医学博士取得の希望など)

 研究テーマは本人の希望を第一に、教授以下スタッフと相談して決定します。研究テーマは多岐にわたります。以下にすでに担保された研究テーマを記します。実際の実験には、東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 直属の研究補佐員が直接、サポートしますので、実験経験が無くとも問題ないです。

研究テーマ

  • ヒトiPS細胞由来メラノサイトとケラチノサイトとの共培養を使用したメラノーマの機序解明
  • ヒトiPS細胞由来メラノサイトとケラチノサイトとの共培養を使用した美白化粧品評価試験(企業との連携)
  • ヒトiPS細胞由来メラノサイトとケラチノサイトとの共培養を使用した白斑治療
  • ヒトiPS細胞由来メラノサイトとケラチノサイトとの共培養を使用した紫外線予防フィルム剤の効果判定(企業との連携)
  • 皮膚血管炎(IgA血管炎や皮膚動脈炎)における自己抗体(抗リン脂質抗体、抗LAMP2抗体、抗モエシン抗体など)の関連の解明(疾患活動性指標としてバイオマーカーの可能性と臨床への応用)
  • 動物モデルを使用した皮膚血管炎の発症機序の解明(北海道大学解剖学教室との連携)
  • IgA血管炎や皮膚動脈炎における臨床実態の集計と解析(ARAMIS研究との連携)
  • 穿孔性皮膚症の診断基準と重症度分類を設定し全国疫学調査の実施
  • Sturge-Weber症候群のGNAQ遺伝子検討から早期診断と治療への応用(出生前診断の可能性)

 もちろん研究テーマはこれに限らず、本人がやりたいことができるように支援し、必要なら国内・海外留学も斡旋します。

お問い合わせ先

病院代表窓口(総務グループ) “皮膚科”と明記!
E-mail:soumu@hosp.tohoku-mpu.ac.jp
TEL:022-259-1221(内線1478)

東北医科薬科大学医学部皮膚科学教室 
主任教授 川上 民裕
〒983-8536 宮城県仙台市宮城野区福室1-15-1 
TEL:022-234-4181(代表) FAX:022-290-8983(共用)