
本学医学部はキャンパス等で
医学の専門知識を学びつつ、
在学中、東北地方の同じ地域を
同じ仲間と繰り返し訪れて、
暮らしの現場で地域医療の全体像を学びます。
一期生の6年間の軌跡を紹介します。
1年次 | 教養や基礎医学の勉学に励む日々。一方、病院見学や患者介護等の体験学習が早くもスタート。原子力発電所、原発事故被災地や、産業衛生、衛生行政、疫学研究等、地域での生活に密着した現場へも出向き見学しました。 |
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2年次 | 大きな山は解剖学実習。また、学年を超えて繰り返し訪問する地域の病院で、医師や医療スタッフの活動を見学し、その地域の医療の現状と課題を学びました。 |
3年次 | 臨床医学の勉強が本格化。仲間と助け合いながら膨大な知識を必死に吸収しました。また、医学部や薬学部の研究室で研究活動にも取り組みました。 |
4年次 | 臨床の場に出るため「共用試験( CBT ・OSCE )」に挑戦。 合格後には真新しい白衣に袖を通して、附属病院での臨床実習開始です。 |
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5年次 | 附属病院等で「診療科臨床実習」の日々。積み上げてきた知識とシミュレーターでの手技練習の成果を実践の場で再確認。コロナ禍での自習で、人と向き合う重要性を深く認識しました。 |
6年次 | 地域に滞在し医療チームの一員として、病院、介護施設、在宅診療の場等で、実際の地域医療の中で頻度の高い疾患について学びました。そして、いよいよ国家試験!夢を実現する日々がもうすぐ始まります!! |
熱い志を胸に
東北医科薬科大学の門をたたいてから6年。
第一期生の成長は、
本学医学部の成長とともにありました。
開設直後の医学部は、
キャンパスも数年先のカリキュラムも
まだ作成途上。
何もかもが初めてで、
先輩から受け継がれる経験や情報もありません。
ただ、教職員も学生も
「東北地方の地域医療に貢献したい」
という思いは一つ。
第一期生は当初の期待以上に、
大学と共に新しい医学部を創り上げてくれました。
東北医科薬科大学を旅立ち、
医師としての一歩を踏み出す皆さんへ
ご卒業おめでとうございます!
東北医科薬科大学は、卒業生の皆さんに
思いを託し応援しつづけます。
卒業生へのメッセージは
大学公式アカウント(X、Facebook)にて
随時募集・公開しています。
ハッシュタグ「#TMPU 将来の夢」で
検索してみてください。
皆さんが本学での6年間、医学部一期生として残してくれた足跡は、私の期待をはるかに超えるすばらしいものです。地域医療への高い志を持って本学に集まってくれた皆さんです。卒業後も、「東北の地域医療の未来を支える」という本学医学部の使命を忘れることなく、後輩たちの良き見本となるよう、新たな道を開いて行っていただきたいと大いに期待しています。
皆さんは、いよいよ医師として修練の道を歩むことになります。充実しつつも厳しい道です。私のメッセージ「日々あらたに」は、今日の君はもう昨日の君ではないということです。立ち止まることなく、一歩一歩前進して成長して下さい。最初の2~3年どれだけ打ち込んだかで、その後に大きな力の差が生じます。数年後に成長した皆さんとどこかで再会できることを楽しみにしています。
6年間、頑張りましたね。本当にお疲れ様でした。あなた達が、本学初の医学部生として、私たちと出会ったのが6年前でした。あなた達は学生でありながら、一緒に本学医学部の第一歩を踏み出した仲間です。これからは、医療を通じて社会に貢献する姿を、仲間として見つめていきます。常に自分に厳しく、他人に優しい人である事を願って、送り出すことばは、『常に己に 喝!』
ご卒業おめでとうございます。みなさんを本学医学部一期生として送り出せることをとても嬉しく思っています。これから医療従事者としての一歩を踏み出すことになりますが、自分が心身ともに健康でなければ、病に苦しむ方々に寄り添うのはとても難しいです。どうか元気でご活躍できますよう心から祈っています。