分子生体膜研究所

分子生体膜研究所

2017年11月10日 箱守仙一郎先生米寿祝賀会(閲覧制限)

がんや生活習慣病など、色々な病気の原因は生体膜の分子異常にあります。この研究所では、それらの病気の新しい診断・治療方法の開発を目指して、生体膜分子の構造と機能を明らかにする研究を志向しています。

分子生体膜研究所 顧問 箱守仙一郎 博士


ワシントン大学名誉教授。
癌糖鎖抗原の発見、生体膜機能研究に従事。
受賞多数。
米国アカデミー会員


 1959年に開設され、当時、薬学系大学としては唯一の研究機関であった「癌研究所」を、2006年4月に、時代の要請に応えるべく「分子生体膜研究所」へと進化させました。分子生体膜研究所は、ポストゲノム時代における、生命科学研究を本格的に探求する拠点となっております。
生体膜に発現する複合糖質とレクチンあるいは糖鎖認識受容体の生理的・病態的意義の重要性が認識され、また特定の糖鎖自身が特別の機能をもつことも多く知られるようになっています。そこで、生体膜分子、特に第三の生命鎖といわれる糖鎖の構造や機能の解明は、様々な疾患の診断あるいは治療方法を確立するために必須であり、ポストゲノム時代における、糖鎖生物学研究の重要性がますます高まっています。本研究所では特に、「細胞膜の糖鎖生物学」にテーマを絞り、研究を行っております。
東北医科薬科大学のライフサイエンス分野を担う、中核的な施設です。
また、当研究所には、東北における糖鎖科学の振興、特に「糖鎖科学と糖鎖生物学の融合、および若手糖鎖研究者の育成」を目的として平成18年12月設立された、東北糖鎖研究会の事務局が置かれています。

東北糖鎖研究会HPはこちら。
 

箱守仙一郎賞(Sen-itiroh Hakomori Glycoscience Award)
分子生体膜研究所は、生物系・化学系を問わず広く糖鎖科学を専攻し、
昼夜努力を続けている東北エリアの研究者を顕彰いたします。

箱守仙一郎賞(Sen-itiroh Hakomori Glycoscience Award)について
 箱守先生が88歳の米寿を迎えられたことを記念して、また先生の糖鎖生命科学研究分野における世界的なご功績を長く後世に伝承すべく、分子生体膜研究所では東北エリアの糖鎖科学の振興と後進研究者の育成を目的とした「箱守仙一郎賞」(Sen-itiroh Hakomori Glycoscience Award)を創設致しました。
 
受賞候補者の資格
奨励賞:東北エリア(新潟県および群馬県を含む)で研究に従事する45歳未満の研究者
優秀論文賞:同地域で研究に従事する大学院生又は博士研究員
 
応募と書類選考
 応募者は箱守仙一郎賞規約を確認の上、エントリーフォームに記入して提出して下さい。
 
箱守仙一郎賞規約はこちら
エントリーフォームはこちら

 

平成24年度〜28年度「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」
(附属分子生体膜研究所)研究成果報告書発刊にあたって
研究代表者 井ノ口 仁一

本研究プロジェクト「生体膜糖鎖異常に起因する生活習慣病発症機序の解明と臨床への応用」は、平成22年度までの文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(学術フロンティア推進事業)「生体膜の糖鎖機能と疾患に関する薬学的研究」の後継事業として発足いたしました。この間、レクチンや糖鎖認識受容体を用いた糖鎖情報の解析の基盤技術の確立と疾患に関連している糖鎖機能の解析を推進し、我が国の糖鎖生物学研究の拠点としての研究実績を築いてきました。この研究過程で、 がん、2型糖尿病、アレルギー疾患、難聴あるいは神経疾患などの様々な病態への糖タンパク質および糖脂質などの複合糖質の関与を独自のアプローチで見出してきました。これらの研究成果の発展を期して、機能病態分子、分子認識、がん糖鎖制御、生体膜情報および細胞制御の5部門で構成される分子生体膜研究所は、1) 肥満・糖尿病・アレルギーなどに対する疾患横断的な診断・治療法の開発、2)がん細胞膜糖鎖異常とその制御に基づく診断・治療法の開発の2つのテーマを中心に推進し、多くの研究成果を挙げることができました。
平成28年度、本学に医学部が設置され、医療系総合大学としての包括的臨床研究へのアプローチが可能になりました。今後、本学の糖鎖生命科学の研究成果の橋渡し研究を医薬融合により推進し、独創的アプローチにより健康寿命の増進を達成することを目指してまいります。

 

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研究成果報告書(冊子体)はこちら


分子生体膜研究所 各研究室

機能病態分子学教室 分子認識学教室
生体膜情報学教室 細胞制御学教室

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