医学部

研究室案内

基礎系

医化学Division of Medical Biochemistry

[研究テーマ]
・ GATA転写因子と細胞分化・ヒスタミン産生・器官形成制御
・アレルギー・炎症反応のin vivoイメージング
・ スフィンゴ脂質の生合成制御メカニズムに関する研究
[研究概要]

 我々の体は約60兆個の細胞から構成され、大部分が同じDNA情報を持っています。現在までに、その塩基配列の大部分が解読されてきましたが、それだけで生命現象の全てを説明することはできません。なぜならば、私たちの細胞のひとつひとつが、分化段階や周囲の環境に応じて、必要な遺伝子だけを選択的に「読み出す」システムを備えているためです。我々の研究室では、遺伝子改変マウスや細胞を使ってGATA因子の機能を明らかにすることで、細胞の分化や、アレルギー・炎症応答に重要な遺伝子発現制御システムを解明しようと試みています。また、様々な組織や細胞で特徴的な発現パターンを示す細胞膜のスフィンゴ脂質にも着目し、その生合成がゴルジ体でどのように制御されているかを調べています。これにより、慢性炎症を基盤とした様々な疾患の病態を理解し、予防法・治療法の開発に役立てたいと考えています。

[主な担当科目]

基礎化学 (1年次前期 必修 1単位)

学習のねらい
生体内の化合物の構造、性質および反応について学ぶ。
在学生へのメッセージ
授業の最初に前回の内容に関わる小テストを実施するので、よく復習をしておくこと。基礎化学の理解は、臨床医学を学習するために必須の知識である。「基礎化学」の15 回の講義により、生命科学を理解するための基礎化学の考え方を学ぶ。また、「基礎化学実習」で行う実験内容を理解するために必要な基礎知識についても触れる。

基礎化学実習 (1年次前期 必修 0.5単位)

学習のねらい
基本的な実験器具の名称とその取扱い方を理解し、試薬の秤量、調製および化学分析の基本的操作の知識と技能を習得することを目的とする。
在学生へのメッセージ
この実習では化学系実験で用いる器具の名称とその取扱い方、試薬の安全取扱いに関する基礎的知識を学んで下さい。また、化学物質の定性・定量分析に関する基礎的事項を習得すると共に、実験結果を基に考察することを学んでください。これまでに学んだ化学の知識を活用することも心掛けましょう。また、その日の実習内容は十分に予習して下さい。

医化学 (1年次後期 必修 2単位)

学習のねらい
生命現象を分子レベルの視点からとらえ理解する。病態生理や薬物作用を生化学的に理解するための基礎を学ぶ。
在学生へのメッセージ
「医化学」は生命現象を分子レベルから理解する学問であり、疾患病態や薬物作用を本質的に理解するための基礎となります。また、最近の新しい研究成果などを含めて30 回の講義により概説します。

医化学実習  (1年次後期 必修 1単位)

学習のねらい
生体物質の代謝の動態を理解する。
在学生へのメッセージ
生化学は科学的な方法を用いて生命現象を理解しようとする学問です。臨床医学の進歩の多くは、生化学/分子生物学の発展の上に成り立っています。学生実習の時間は限られているので、あらかじめ実習書を読んで基礎知識と実験方法の原理をよく理解しておくようにしましょう。各実習に関してレポートを提出します。全実習終了後に口頭試問を行うので、きちんと自分の言葉で実習内容を説明できるようにしましょう。

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