医学部

研究室案内

基礎系

組織解剖学Division of Histology and Anatomy

[研究テーマ]
・ 「痒み」と「痛み」の伝達に寄与する分子の役割
・PCR、ノザン・サザンブロット, in situ ハイブリダイゼーション等で組織学的に研究します
[研究概要]

 「痒み」は「痛み」に似ている感覚であると考えられていましたが、近年の神経系における痒みの研究により、これらの感覚は異なる伝達経路を介していると示唆されてきました。しかしながら、「痒み」と「痛み」の伝達経路の違いに関与する分子は、明らかにされていません。
 また、臨床で使用される痒みの治療薬は、末梢組織を標的とする抗ヒスタミン剤やステロイド剤を含む外用薬、さらに内服の抗ヒスタミン薬等が使用されていますが、アトピー性皮膚炎といった、全身性で慢性的な痒みに対する有効な治療薬が存在しないことが課題とされています。しかし、近年の研究により、中枢神経系である脊髄に発現する分子が慢性的な痒みの伝達に寄与するとの報告もあることから、脊髄における痒み伝達の分子を標的とする、新たな痒み治療薬の開発が期待されています。
 そこで私達は皮膚組織からの痒み情報を受け取る中枢神経系の脊髄に着目し、脊髄における新たな痒み伝達に寄与する分子の同定と、痒み伝達経路の一端の解明を目指しています。具体的には、「痒み」と「痛み」の伝達に寄与する分子について、形態学的、分子生物学的および行動学的な解析により、その機能を明らかにしたいのです。さらに、「痒みの伝達に寄与する分子」を標的とした、新たな痒み治療薬の開発に向けた研究へと展開できるよう、さらなる検討を進めています。
 いっぽう組織学的な解析も得意です。PCR法から始まり、ノザンブロットハイブリダイゼーション、サザンブロットハイブリダイゼーション, in situ ハイブリダイゼーション等ハイブリダイゼーションの技術で組織学的に研究します。

[主な担当科目]

組織学(2年次前期必修)

学習のねらい
 組織学では顕微解剖を通して認識できる構造物を、機能と関連させ、かつ適切な専門用語を用いて説明できることを目標とします。
在学生へのメッセージ
 組織学は解剖学(形態学)の重要な一分野であり、光学顕微鏡など様々な顕微鏡を用いて細胞および組織の正常な形態と機能を学習するため顕微解剖学とも言われています。
組織学は歴史が古く、膨大な知識の集積があるので一夜漬けは不可能です。その日のうちに丸暗記ではなく、理解するように努めましょう。また、機能を考えながら形態を確認するといいと思います。
 教員は皆とても優しいです。ですが落ちない訳ではないので注意しましょう。
 学生さん、よかったら研究室にも来て下さいね。

組織学実習(2年次前期必修)

学習のねらい
 組織学実習では顕微鏡を自ら操作して認識できる構造物を、機能と関連させ、かつ適切な専門用語を用いて説明できることを目標とします。
 いっぽうで最新のバーチャルスライドシステムも導入していますので、こちらも大いに活用してください。
在学生へのメッセージ
 顕微鏡を使っての実習ですが、対象は当たり前ですがももともとは命です。生命の尊厳を感じつつも明るく実習に臨みしょう。
 得意不得意はあると思いますが真摯な態度で実習に臨んでいれば、きれいなスケッチは出来なくても、きちんと評価しますのでどうか前向きな姿勢で臨んでください。機能を考えながら形態を観察できるとよいと思います。
 実習最後の面接(口頭試問を含む)をパスすれば単位認定です。教員はとても優しいです。ですが再面接がない訳ではないので注意しましょう。
 学生さん、よかったら研究室にも来て下さい。

神経解剖学(2年次前期必修)

学習のねらい
 神経解剖学では神経系の構造と機能を適切な専門用語を用いて説明できることを目標とします。
在学生へのメッセージ
 神経は神気の経脈という意味を持ち、杉田玄白によって考案された用語だというが、まさに言い得て妙であり、日本で案出された用語であるが広く漢字通用国に流布されています。
 神経系は動物に特有のものであり、知覚や運動、思考、情動、記憶などを営みうるのは神経あってのものです。痛みや違和感などの症状を自覚して患者さんが病院に訪れることも多いのですが、これも神経系によるところが大きいでしょう。これらのことを達成するために神経系は緻密で複雑なものとなっています。
 解剖学は歴史が古く、膨大な知識の集積があります。その日のうちに丸暗記するのではなく、理解するように努めましょう。また、機能を考えながら形態を確認するとよいと思います。
 教員は皆とても優しいです。ですが落ちない訳ではないので注意しましょう。
 学生さん、よかったら研究室にも来て下さいね。

一覧へ戻る

ページトップへ