学生による社会貢献・地域貢献
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薬学部 薬学科 2022年3月卒業 小松 龍さん
東北医科薬科大学薬学部薬学科では、医療・福祉施設でのボランティア活動を選択必修科目の単位として認定しています。学内の講義や実習では学べない多くのことを体験した薬学部の学生にその貴重な体験を語ってもらいました。
中学生の頃に病院でのボランティアに参加した経験があったため、本学の医療ボランティア実習にも興味を持ちました。医療ボランティア実習では病院だけではなく、介護施設や献血センターなど様々な施設から選択して活動できることが魅力だと感じました。また、医療ボランティアを通して医療現場と触れ合うことができる経験は、医療従事者を目指す上で役立つのではないかと思いました。
実習先は献血センターを選びました。献血センターでは、研修として施設見学をした後、街頭での呼びかけ、ビラ入れ、ビラ配り等を行いました。また、ボランティアの一環として、実際に私自身が献血を体験させていただきました。
特に印象的だったのは研修での施設見学で献血に関する基礎知識を教えていただいたことです。全国からどのように血液が集まってくるのか、血液検査の結果ではどのようなことがわかるのか等、実習に参加したからこそ学べたことがありました。将来、血液製剤などを扱う機会もあるかと思うので、研修を通して学べたことはとても有意義なものとなりました。
実際に献血を体験させていただいたことも印象に残っています。献血は人生初で、少し緊張しましたが、どのように実施するのか(受付ではどんなことをするのか、注射の針はどのくらいの太さなのか、時間はどのくらいかかるのか...等)ということを実際に体験できたことは貴重だったなと思います。この経験から、私は実際に体験することの重要性を感じました。何も知らない、実際に体験したことのない患者さんは大きな不安を抱えているかと思います。そのため、私は体験できることは積極的に体験していき、その体験を基にきちんと道筋を示していくことで、患者さんの不安を少しでも解消できるような医療従事者になっていけたらいいなと思いました。
献血センターでは、献血に関する基礎知識を学び、希望次第では自身も献血を体験できるため、とても貴重な体験ができるのではないかと思います。また、その他の施設でも、医療現場を直接見る良い機会になるかと思います。病院実習に行く前にぜひ医療ボランティア実習を通して医療現場を見ておくと良いかと思います。そして、何よりもボランティアを通して得た経験そのものが、自分自身にとってプラスになってくれるかと思います。