福室動物室
FUKUMURO BRANCH, CENTER FOR LABORATORY ANIMAL SCIENCE
FUKUMURO BRANCH, CENTER FOR LABORATORY ANIMAL SCIENCE
医学部を開設するにあたり福室キャンパス整備の一環として、福室動物室が第1教育研究棟7階に新設されました。
福室動物室は、250㎡のプレハブ工法で設置された施設となっています。当施設は、微生物学的に清浄度の高い環境のSPF区域(動物飼育室3室・滅菌室)及びクリーン区域(動物飼育室1室・実験室2室・洗浄室・機械室等)で構成されており、それらをコンパクトに配置しています。
動物実験については、動物実験委員会が実験計画の審査並びに指導を行い、具体的な施設利用については、実験動物センター運営委員会が指導を行っています。
なお、「動物実験に関する教育訓練講習会」や「福室動物室利用講習会」も年2回開催しております。
全般的な運営は、運営委員会(委員:福室動物室長)が行い、実務については専任職員が担当しています。
1
飼育室
全ての飼育室には一方向性気流方式のネガティブラックを採用、利用者の動物アレルギー対策並びに動物の逃亡防止、感染症拡大防止にも考慮しています。
2
実験室
クリーン区域に実験室が2室あります。
各実験室には動物の生体や行動を解析する各種機器が設置されており、様々な実験や解析を行うことができるようになっています。
3
更衣室
SPF区域並びにクリーン区域に入室する際は各区域専用の無塵衣・マスク・キャップを着用し、専用の長靴・サンダルに履き替え入室するようにしています。
4
エアシャワー・パスルーム
SPF区域に入室する際はエアシャワーを浴び、塵埃及び細菌、ウィルスなどを持ち込まないよう配慮しています。
また、物品を持ち込むときは、予め物品を消毒液により拭き消毒後、パスルーム内で噴霧消毒を行い搬入しています。
5
露点浴方式空調機械室
空調機には露点浴式空調機(4台)を採用し、各飼育室には、高性能(HEPA)フィルターを介して給気を行い、温湿度は年間を通して23.0±1℃、55±5%に保たれるよう制御されています。
なお、室内排気は排気の一部を循環方式により排気熱の回収を行い、省エネ対策にも取り組んでおります。