実験動物センター(小松島キャンパス)
CENTER FOR LABORATORY ANIMAL SCIENCE
CENTER FOR LABORATORY ANIMAL SCIENCE
実験動物センターは、実験動物の愛護と適正な倫理的動物実験の実施を基本理念とし、JGLP(Japanese Good Laboratory Practice) ならびに動物関連法規に準拠した施設を目指して計画・設計されました。本センターは、良質な実験動物を標準化された飼育管理技術のもとで、これら動物の持つ特性を充分活用し、期待した実験成績を達成させるため、わが国の医療系大学として規模・内容ともに最高の水準を目標としています。なお、本学では「東北医科薬科大学動物実験規程」が制定されており、これは本学における動物実験が、動物愛護法等の関連法規に則り科学的および人道上適切に実施されることを目的とし、動物実験委員会が実験計画の審査並びに指導を行い、「動物実験に関する教育訓練講習会」や「実験動物センター利用講習会」を年4回開催しています。全般的な運営は、運営委員会(委員長:センター長)が行い、実務については専任職員が担当しています。
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飼育室
全ての飼育室には一方向性気流方式のネガティブラックを採用して室内排気を行い、近年問題となっている利用者の動物アレルギー対策を計っており、設備内容等に関しては十分GLP、動物関連法規等に対応できるものとなっています。
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洗浄室
各洗浄室には、高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)を設置し動物に使用する飼育機材や物品等は全て滅菌処理後に使用されます。動物には常にクリーンな物が使用されています。
3
SPF滅菌室・更衣室
SPF(Specific Pathogen Free)区域に入室する際は、無塵衣を着用しエアーシャワー(清浄空気を吹き付け塵埃を除去)を浴び、塵埃などの汚染物質を持ち込まないよう配慮しています。
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露点浴方式空調機械室
各飼育室・実験室を含むセンター内は、超高性能(HEPA)フィルターを介して給気を行い、温湿度は年間を通して23±1℃、52±2%に保たれています。一部、室内排気を導入して省エネルギー対策も講じています。
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天井階(interstitial space; ISS, )
設備の維持・メンテナンスのため、各階の天井階にメンテナンススペースを設け、常時設備の点検・修理が実施でき、通年稼働可能なシステムをとっています。