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1月15日(水)にタイ・バンコク都庁と医療機関関係者37名が福室キャンパスの視察に訪れました。本視察は東北地方における医療イノベーションや先進技術、高齢者医療をテーマとした医療研修の一環で、宮城県庁アジアプロモーション課の仲介で計画されたものです。
小澤教授(整形外科学)より日本の医師不足の現状、東日本大震災や本学医学部の概要について講義を行った後、福室キャンパスの医学部教育研究棟・新病院棟・メディカルトレーニングセンターの3か所を見学しました。
高齢化に伴う地方の医師不足等はバンコクでも共通する問題として捉えられており、東日本大震災を契機とした本学医学部設置の経緯に関しても興味深く聴講していた様子でした。
新病院棟の見学においては、手術室でダ・ヴィンチ(手術支援ロボット。腹部に開けた穴から体内に入れた鉗子を医師が操作し、細やかな手術を安全に行うことが可能)を使用した手術の様子を見学し、病棟の見学では「ICUはどのくらいの頻度で利用されているのか?」や「日中・夜間でそれぞれ看護師は何人いるのか?」等、活発な質疑応答が行われていました。
メディカルトレーニングセンターでは遠藤准教授(救急・災害医療学)より施設説明が行われた後、救急シミュレーターや分娩シミュレーターを実際に視察団が体験することで大いに盛り上がりました。
2時間という短い時間での視察でしたが、東北地方で実際に医療を提供する本学の説明や上記の施設見学をとおして、日本の医療・医学教育の現状について理解が深められ、満足された様子で視察は終了しました。