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クウェート大使と本学医学部生の対談が行われました

平成30年2月26日(月)午後3時から、アブドル・ラーマン・アル・オテイビ駐日クウェート大使と本学医学部1年生吉村拓人さんの対談が行われました。

 

この対談は、日本赤十字社主催の「支援国赤十字・赤新月社が日本の経験を学ぶ東日本大震災復興支援国赤十字・赤新月社会議」のプログラムの一つとして企画されたものです。

対談は、まず、医師を目指すことになった経緯、地域医療に貢献する医師になる意気込み、理想の医師像などを交えつつ、クウェートからの善意によって、医学を勉強できることへの感謝について、吉村さんからオテイビ大使に向けて英語でスピーチが行われました。

これに応える形で、オテイビ大使は「日本はクウェートが独立したときからいつも支援してくれた。困っている時に困っている人を助けるのが本当の友人だ。我々の支援が、医師を志し、地域に貢献しようとする、吉村さんのような若者のために役に立っていることはとても嬉しい。」と述べ、二人は固い握手を交わしました。

 

対談後、吉村さんは「最初は、とても緊張したが、大使がとても気さくで優しく、すぐに緊張が解けた。クウェート国を代表する大使に直接会い、感謝を伝えるという大役に選ばれて本当に光栄です。」と感想を述べていました。

 
このような機会を設けていただいた日本赤十字社、クウェート大使館の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 

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参考:「クウェート国友好医学生修学基金」について

2011年3月11日の震災後、クウェート国から、震災復興支援として500万バレルの原油が、日本に寄附されました。宮城県は日本赤十字社を通じ、その原資を元に受領した162億円の復興基金のうち、90億円を地域医療の復興のために活用することを表明し、新たに医学部を設立する本学に修学資金の基金として支援することを決定しました。本学ではこの基金を東北の医療を支え、地域医療に貢献できる医師の養成を目的として「クウェート国友好医学生修学基金」の名称を付し、管理運営することにしました。この修学資金により、毎年30名(宮城県枠)の医学生が卒学までこの制度を受けることができます。宮城県枠の学生は、大学卒業後10年間、県内の指定医療機関に勤務することで、修学資金の返済が免除されます。