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9月11日(水)~9月13日(金)北海道大学 クラーク会館において第34回日本神経回路学会全国大会が開催され、医学部5年次 小野楓斗さん、坂本 一寛 准教授が「日本神経回路学会優秀研究賞」を受賞しました。
昨年、電子通信学会ニューロコンピューティング研究会で発表した、衣笠智昭、小野楓斗、坂本一寛著「振動子相互作用を用いて巡回セールスマン問題を解く」(信学技報 NC2023-23 123(90) 149-152)が2024年日本神経回路学会優秀研究賞を受賞しました。脳に限らず生体には様々な振動現象がありますが、その計算能力の研究はまだまだこれからです。既存の機械学習/ニューラル・ネットワークの大きな問題点の一つに局所解に陥るという点がありますが、本研究は、振動を用いた計算では常に大域解が得られる可能性を示唆しています。脳の働きの解明と次世代計算機の開発の両方につながる基礎的な研究としてご評価いただきました。
発表演題「振動子相互作用を用いて巡回セールスマン問題を解く」
小野楓斗さん (医学部5年)
坂本 一寛 准教授