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医学部医学科4年生の鈴木萌々華さんが、第56回東北生理談話会において「背側運動前野は行動を多重に準備する」というタイトルで発表し、若手研究者部門優秀賞をいただきました。大脳皮質前頭葉の背足運動前野と呼ばれる部位には、知覚手がかりをもとに運動・行動を準備する細胞が存在することが知られていますが、経路探索課題(迷路課題)遂行中のサルの神経細胞活動を解析したところ、腕の運動、(腕の動きとは独立した)カーソルの認知的操作、カーソル操作のシーケンス等、多重に運動・行動を準備することを示唆する神経細胞活動が見出されました。これらは、行動を多重に準備することで、複雑な環境の中、確実に目的を達成することに寄与していると考えられます。臨床実習が多忙であるにも関わらず、本人の努力と高い心がけにより、短い準備時間ながら素晴らしい発表に仕上げました。
第56回東北生理談話会ウエブサイト:
https://www.id.yamagata-u.ac.jp/PhysiologyII/seiridanwa/2024/index.html