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第11回(2020年度)日本循環器病予防学会奨励賞
論文「『大規模健診時血圧データに基づく加齢に伴う血圧推移に関する縦断解析』を中心とした業績」
佐藤倫広(医学部 衛生学・公衆衛生学教室 助教)
本賞は日本循環器病予防学会が設立し、将来循環器病予防の分野で活躍が期待される若手研究者が受賞するものです。
日本では4300万人以上が高血圧と言われており、高血圧が引き起こす循環器疾患が深刻な問題となっています。対象論文は、大規模健診データの統計解析により加齢に伴う血圧の推移や分布等を明らかにした成果であり、高血圧の要因解明また予防医学の発展に繋がることが期待されています。
「佐藤助教・受賞コメント」
脳卒中や心疾患は未だに日本の健康寿命短縮に強く関わっており、その最大の原因である高血圧の予防は重要です。本研究の他、岩手県花巻市大迫町の住民を対象とした大迫コホート研究を中心に、自宅で自己測定される家庭血圧の研究も進めています。少しでも循環器疾患が減るよう、今後も研究を続けて参ります。受賞にあたり関係諸先生方に深く感謝申し上げます。
佐藤助教は血圧と循環器疾患に関する疫学研究を大学院在籍時から行っており、今回の論文のみならずこれまで継続してきた成果も今回の奨励賞に結び付きました。
関連するウェブサイト:日本循環器病予防学会(http://www.jacd.info/)