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【プレスリリース】 世界初 糖鎖の変化から潰瘍性大腸炎の発症予測が可能に

本学分子生体膜研究所顧建国教授らは、スペインバルセロナ市のゲノム規制センター(CRG)、スペイン国立遺伝学研究所(ICREA)、大阪国際がんセンター研究所の谷口直之所長グループとともに、炎症性腸疾患の中で最も患者数の多い潰瘍性大腸炎が、大腸の粘液層の糖鎖の変化によって引き起こされるという新しい概念を世界で初めて提唱しました。この研究結果は、潰瘍性大腸炎の発症を事前に予測したり、予後を判定したりするために、便のサンプルを分析するルーチンの医療検査の開発に道を開くもので、米国科学アカデミー紀要に掲載されました。

プレスリリース本文

 

【論文題目】

 English Title: 
 The ulcerative colitis-associated gene FUT8 regulates the quantity and quality of secreted mucins

 Authors:
 Gerard Cantero-Recasens, Carla Burballa, Yuki Ohkawa, Tomohiko Fukuda, Yoichiro Harada, IBD Character Consortium; Amy J Curwin, Nathalie Brouwers, Gian A Thun, Jianguo Gu, Ivo Gut, Naoyuki Taniguchi, Vivek Malhotra

 掲載誌名:
 PNAS(The Proceedings of the National Academy of Sciences

 DOI:
 https://doi.org/10.1073/pnas.2205277119