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『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2024』に本学が出展しました!

7月14日(日曜日)に、東北大学川内北キャンパス講義棟で開催された学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2024へ、出展しました。
『サイエンス・デイ』は、「科学のプロセスを子どもから大人まで五感で感じられる日」をコンセプトに、毎年7月に開催されることが恒例となっている体験型・対話型の科学イベントで、本学からは2022年より出展を行っています。
今年は、大学・研究機関や企業など125ブースの出展があり、1万人を超える来場がありました。

【プログラム出展内容】

【動物の秘密を解き明かすための第一歩! DNA抽出チャレンジ!!】

分子認識学教室 菅原栄紀 准教授による「動物の秘密を解き明かすための第一歩! DNA抽出チャレンジ!!」では、研究室で実際に使われている実験器具および試薬を使用して、動物の組織から本物のDNAを取り出し、普段は見ることができないDNAを特別な方法で取り出し、観察しました。アンケートに回答いただいた保護者からは「人生で一度見られるかどうかのDNAを観察できて、良かった」「本当の研究の体験が出来て親子共ども楽しめました。」と嬉しいコメントをたくさんいただきました。

 

【発見!!土の中の微生物を掘り出そう!〜2024〜】

天然物化学 内田龍児 教授と八木瑛穂 助教による「発見!!土の中の微生物を掘り出そう!〜2024〜」では、当日参加者の皆さんから持ってきてもらった土を、水と混ぜて、その上澄み液を寒天培地に塗ってもらいました。微生物の中には医薬品を作り出すすごい微生物もいます。こんな有用な微生物を、参加者の皆さんが持ってきた土の中から探すという、夢のある実験を行いました。微生物を増やすのには数日時間がかかるので、結果は後日写真で送られてくる形式をとっています。参加した保護者からは、「どのような微生物がいるのか、視覚的に楽しめるので、写真が届くのが楽しみです」「身近な生活圏に関係した実験内容だったので興味をもって取り組むことができました」と皆さん楽しめた様でした。

 

◆【なぜお薬の飲み方は決まっているの?~飲んだ後のお薬を見てみよう!~】

 

臨床薬剤学実習センター 木皿重樹 教授と西川陽介 助手による「なぜお薬の飲み方は決まっているの?~飲んだ後のお薬を見てみよう!~」では、お薬と身近な食品・飲料の飲み合わせに関する化学反応についての説明とともに、ある工夫をして作られたお薬の特徴を実際に手を動かして、体験してもらいました。参加者からは、「胃液と腸液で薬の溶け方が変わったり、今までで知らなかったようなことが知れて、とても面白かったです」「学校で行うような実験を通して、身近な薬剤の作りや効き方に工夫を知ることが出来て面白かった」と、参加者の皆さんに、薬に興味を持っていただけました。

 

◆【サイエンスマップ光編 波長域509 nm 緑色蛍光タンパク質(Green fluorescent protein, GFP)】

病態生理学教室 高橋知子 教授は「サイエンスマップ光編 波長域509 nm 緑色蛍光タンパク質」を展示しました。本企画は、“光”を切り口に地域の科学・技術を紹介するマップ『学都「仙台・宮城」サイエンスマップ~光編~』(紙版)を2014年度から毎年作成して来場者に配布しており、その実物展示版として“光”の部屋をつくり、電磁波の波長順にミニ展示ブースを並べたものとなります。本学からは、生命科学の研究分野で利用されている、緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein, GFP)を紹介しました。GFPは、遺伝子組換え技術を用いることで、光学顕微鏡では見ることができない小胞体やゴルジ体などの細胞内小器官(オルガネラ)の形態や存在位置、動きをリアルタイムで観察したり、緑色に光る遺伝子改変動物を作製したりすることができ、その様子を展示で紹介しました。

本学の出展へご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。
今後のサイエンスデイ出展は以下を予定しております。是非お越しください!

今後の出展

◆サイエンスデイinララガーデン長町

【日 時】  7月26日(金)10:00~17:00
【場 所】  ララガーデン長町
【出 展】 キッズ薬局で薬剤師さんのお仕事を体験しよう
【対 象】  小学生
お菓子をお薬に見立てて、薬剤師さんのお仕事を体験したり、軟膏づくり体験を予定してます。
※予約は不要です。

 

◆サイエンスデイin多賀城2024

【日 時】 10月5日(土)
※詳細が決まりましたら、HP等でお知らせいたします。