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2024年10月24日(木)本学の初めての取り組みとして、理科の実験講座を仙台市立茂庭台中学校で開催いたしました。今回、「飲み合わせでお薬の効果が変わる?!~薬の正しい使い方を実験で考えよう~」と題して、薬学部臨床薬剤学教室の鈴木裕之講師が講座を行いました。
実験1「薬が溶けるのは胃?腸?それとも?」では、胃や腸に近いpHの溶液に、薬をそれぞれ溶かしてみました。胃と腸のどちらで溶ける薬なのかを観察しました。
実験2「薬を水以外で飲んでも良いの?」では、お薬を何で飲んでいるかの質問に、「お茶」「牛乳」「炭酸飲料」などの答えが出てきました。実際の実験で、お茶の中に赤茶色の鉄剤を溶かしてみると・・・真っ黒に色が変わってしまいました。お茶で飲むと、薬の効果が無くなってしまうものもあることを学びました。
この他に、お薬を半分に割って薬の断面を観察してみる実験や、イソジンのうがい液にビタミンCを溶かすと、色が透明になり、イソジンの殺菌効果が無くなってしまうことなどを実験で確かめながら学びました。
参加した生徒は、「お薬は絶対に水で飲もうと思いました」「イソジンの実験が印象的だった。薬の効果が無くなってしまうとは驚いた」「他の飲み物ではどうなのか、実験してみたいと思った」など、それぞれ学びがあったようでした。
理科の実験講座に取り組んでくださった仙台市立茂庭台中学校の生徒の皆さん、どうもありがとうございました。
次年度も、理科の実験講座の開催を予定しております。