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『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2023』に本学が昨年に続き出展しました

 

【サイエンスデイ2023】

 

7月16日(日曜日)に東北大学川内北キャンパス講義棟で開催された学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2023に昨年に続き本学が出展し、今回は3つのプログラム講座と1つの展示といった内容でした。
サイエンス・デイは、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、大人も子供も科学や技術の背景にある“人”や“プロセス”を自らの五感で感じられる場として、大学・研究機関や企業など100を超える団体が出展し毎年開催されます。17回目を迎える今年度は4年振りの通常開催となり親子連れなどおよそ1万人が来場しました。

【本学 プログラム出展内容】

【分子認識学教室 菅原 栄紀 准教授】
プログラム名:動物の血液型って知っていますか?実験!動物の血液型判定
プログラム紹介:
「血液型と聞くとみなさんはA型、B型、AB型、O型を思い浮かべるのではないでしょうか。血液型は、血液中に存在する赤血球の表面に存在する抗原の型によりいくつかの分類法があります。中でも最も一般的に用いられているのが「ABO式血液型」です。では、その血液型が何によって決まるのか、またどのような方法で血液型が調べられているのか知っていますか?
本プログラムでは、実際に研究室で使用している実験器具および血液型を調べる検査試薬を使用して動物の血液型を調べていただきます。この体験を通してみなさんに身近な不思議を明らかにする実験の楽しさを知ってもらいたいと思います。」

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◆【臨床薬剤学実習センター 小嶋文良 教授】
プログラム名:飲み合わせでお薬の効果が変わる?! ~お薬を正しく使うための体験コース~
プログラム紹介:
「お薬は正しく使っていただかないと、効果が出ないだけでなく、副作用だけが出てしまうこともあります。今回はお薬の工夫されたいろいろな特徴を見ていただきます。また、薬の悪い飲み合わせや組み合わせの例なども実際に見て、体験していただきます。その他にもお薬の効果的な使い方や注意点について学習していただきます。」

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◆【天然物化学 内田龍児 教授 、八木瑛穂 助教】
プログラム名:発見!!土の中の微生物を掘り出そう!
プログラム紹介:「微生物と聞くと、「病気になる」とか、「こわい」とかあまり良いイメージがないですよね。でも、微生物の中には、ヒトの生活に欠かせないものも沢山います。例えば、味噌、醤油、鰹節、お酒、ヨーグルトなどは、微生物の力を借りて作られています。中には医薬品を作り出すすごい微生物もいます。こんな有用な微生物を土の中から探してみませんか? 実は、土の中にも沢山の微生物が棲んでいるのです。方法は簡単!当日、カレースプーン1 杯程度の土を持ってきて下さい。その土を水と混ぜて、上澄み液を寒天培地に塗るだけ。微生物を生やすのに少し時間がかかるので、結果は後日、写真に撮ってメールでお知らせします。楽しみにしていて下さいね。」
<未来のタネ賞 受賞>
創設されたAWARD詳細|学都「仙台・宮城」サイエンスデイ (science-day.com)

 

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◆【病態生理学 髙橋知子 教授】
プログラム名:緑色蛍光タンパク質(Green fluorescent protein, GFP)
プログラム紹介「緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein, GFP)は、約 490 nmの青色の光を受けて約 509 nmの緑色の蛍光を発するタンパク質である。1962年に下村脩博士がオワンクラゲより発見し、その功績により2008年にはノーベル化学賞を受賞されている。GFPは現在様々な研究分野で利用されており、例えば、遺伝子組換え技術を用いることで、光学顕微鏡では見ることができない小胞体やゴルジ体などの細胞内小器官(オルガネラ)の形態や存在位置、動きをリアルタイムで観察したり、緑色に光る遺伝子改変動物を作製したりすることができ、医学・薬学の発展に貢献している。」

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講座プログラムに参加された小さなお子様から小学生、中学生、そのご家族の大人の皆さま、普段は見慣れない実験器具の前に少し不安げな表情でスタートします。しかし講座が進むにつれ、内容や実験が進む中で徐々に理解を深め、大人も子供も集中していく様子や楽しそうな笑顔は、とても貴重な体験であったと思います。今回参加されたお子さんには、これから学校で化学や生物、さらにはそれらの実験の面白さに気づき、将来人々の役に立つ科学者になってほしいと願います。

サイエンスデイ2023