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宮城県内19の国公私立大学、短期大学による仙台学長会議(代表・大谷哲夫東北福祉大学学長)が10月3日、宮城県と仙台市に「宮城県全域に通用する『通学フリーパス(仮称)』の創設に関する陳情書」を提出しました。
現在、市バス運行区域内に通う学生は「学都仙台 市バス・地下鉄フリーパス」を利用すれば格安で乗り放題になりますが、区域外の学生は対象外。そのためこの度の陳情は、居住地域や使用交通機関により生じる交通費の格差を緩和すること、また近年増加している、ボランティア活動など学外での社会貢献活動等に参加する学生たちの自己負担を減らすことも、目的としています。
この日は11校10人の学長が仙台市と宮城県を訪問。陳情の趣旨説明を行った大谷代表は「首都圏への学生流出を止める手段の1つ。(県全域での通学バスは)大学だけでなく、高校や中学校、小学校、幼稚園にまで及ぶもので、実現すれば全国にさきがけるものになると思います」と、期待を語りました。