医学科
DEPARTMENT OF MEDICINE
DEPARTMENT OF MEDICINE
本学の教育理念を基本に、本学医学部の使命である『地域医療を支える医師の育成』を達成する為に、3つのポリシーに則って、養成する人材像を明確にした6年制の一貫教育を実施します。
本学医学部の教育課程を履修して、所定の単位を修得した下記の学生に学位(学士(医学))を授与します。
本学医学部の使命を果たすために、地域の医療ニーズを理解し、多職種および行政と連携しながら医療を提供することにより、地域住民の保健・福祉の向上に貢献できる幅広い臨床能力を有する医師の養成を可能にする教育課程を医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠しつつ本学独自のカリキュラムを加えて、編成・実施します。
1
本学医学部の使命に共感し、将来、東北地方の地域医療・災害医療に従事して、地域住民の健康を支える使命感に燃えた学生を求めています。
2
高度で専門的な知識と技能を兼ね備えながら、病める人とその家族の思いに共感できる強い意志と柔らかな心を持った医師を志す学生を求めています。
3
高等学校等で理科、数学、英語を十分に習得し、論理的に考える姿勢と着実な学習習慣を身につけている学生を求めています。
2024年4月 医学部医学科、新カリキュラムがスタートしました。
医学教育モデル・コア・カリキュラムは、全国の医学部で共通して取り組むべき「コア」の部分を抽出し、体系的に整理したものです。各大学のカリキュラムに折り込むことにより、全国の医学生が標準的医学知識・技能を学ぶことができます。本学では令和4年度改訂版に合わせるとともに、医学部設立以来変更のなかったカリキュラムを大幅に見直して、さらに東北地方の人口減、高齢化する社会に対応する新しいカリキュラムを策定し、新入学生を教育していきます。
1
大学附属病院や関連教育病院での臨床実習に加え、滞在型臨床実習を実施。実習先は宮城県内の地域医療教育サテライトセンターや東北6県にある地域医療ネットワーク病院で、地域医療への理解を深めながら総合診療医の知識を身に付けます。
2
本科目を通して、東北各県の医療や福祉の現状と課題を理解するとともに、問題点を他の地域の事例と比較しながら理解を深めます。また、講義を通じて得た情報やインターネット等で調べた知識を活用し、調査結果をまとめて発表するなどの基本的なスタディ・スキルを習得します。最終的には、薬学部の学生たちと協働して成果発表を行い、理解を深めます。
3
今般、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出制限等が行われたことの影響により、医師によるオンライン診療や薬剤師によるオンライン服薬指導等を適切に普及・促進することが求められています。本学では、新興・再興感染症が流行した場合であっても、実践的で質の高い教育が行えるよう、医療のDXについて学びます。
4
4年次後期~5年次にかけて64週間、本学附属病院での「診療科臨床実習」を行い、患者・家族に、安全・安心かつ効果的な医療を提供するために、医師に求められる人間性および能力を身につけます。6年次には「地域・総括医療実習」としてネットワーク病院での4週間の地域医療実習と附属病院での4週間の「選択科臨床実習」を行い、地域の文化・社会生活様式と公衆衛生的な特徴の理解に基づいた医療を地域医療機関で安全・安心かつ効果的に提供する能力を身につけます。
5
地域医療を支える医師に求められる能力として、地域でよく見られる病気に関する診療技能はもちろんのこと、その地域の医療資源(医療スタッフ、医療機関や行政)と連携し、患者さんの生活全体を考えた医療を提供する能力が求められます。そのために座学だけでなく、東北各地に赴いて診療の『実際』を学びます。
低学年から高学年にかけて、地域に根ざした学習活動を展開。東北県内で特定の地域医療ネットワーク病院及び地域医療教育サテライトセンターを繰り返し訪問する滞在型学習を通して、地域に対する理解と愛着を持ち、地域医療のニーズに対応できる医師を養成します。
※日本医学教育評価機構ホームページからPDFがダウンロードされます。