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医学部教育研究棟開所式を挙行しました

去る3月7日(水)、東北医科薬科大学福室キャンパスにおいて医学部教育研究棟開所式が挙行されました。

 

開所式は医学部教育研究棟3階「プラタナスホール」において、高柳 元明 理事長・学長を始めとする本学関係者、東北大学白菊会会長、東北地域医療支援機構関係者、同窓生、設計業者・施工業者等、多数の皆様が出席し執り行われました。式は、高柳理事長・学長の挨拶、村井宮城県知事からのお祝いメッセージの紹介、祝電披露のあと、ステージ上でテープカットが行われ、開所を祝いました。

引き続き、福田医学部長から本学の医学教育について、また設計を担当した(株)日建設計担当者から建物のコンセプト等について、説明が行われた後、施設見学となりました。参加者は、講義室・研究室、また最新の実験機器を配備した共同機器室など、建物の内部を見学し、明るく開放的な真新しい学び舎に賛嘆したようでした。その後、懇親会が行われ、参加者同士、親睦を深めました。

 

高柳理事長・学長は、式の後、インタビューに答え「医学部新設が決まってから、やっとここまで来ることができ、感無量である。ここまで来られたのも協力いただいた皆様のおかげ。地域社会の実態を理解し、地域医療を支える総合診療医を輩出していくという使命を肝に銘じ、『本学の医学部ができてよかった』と皆様に思われるよう、これからも鋭意努力していきたい。」と、感想並びに抱負を述べました。

医学部教育研究棟は、平成30年3月末までに各教室・部署の引っ越し等を完了し、4月から本格稼働する予定です。

 

 

【医学部教育棟について】

日本で37年ぶりとなる医学部の新設は、東日本大震災からの復興、東北の医療を支える総合診療医の育成という大きな使命をもっています。この使命のもと、本学は、医学部新設当初から、東北医科薬科大学病院のある福室キャンパスにおいて、教育・研究環境の整備や診療体制の充実・強化を急ピッチで進めてまいりました。

今回完成した医学部教育研究棟は地上7階建て、七北田川に面した建物は、自然光を取り入れた明るく開放的な空間をベースに、充実した教育研究環境が整備されています。1階から3階を教育エリア、4階から7階を研究・実験エリアとして構成し、教育エリアには、様々な講義室を完備しています。特に300人収容可能なホールは、医聖ヒポクラテスがその下で医学の教えを説いたと言われる木の名にちなみ、「プラタナスホール」と命名し、規模・用途に合わせた多彩な教育環境が提供されます。また研究・実験エリアは、仕切りを極力排除したオープンなスペースを基調とし、分野・教室の相互交流を容易にした、柔軟性の高い研究環境となっています。最先端の機器を各種配備し、高度で充実した研究施設として共通機器室も整備します。その他、学生の生活面にも十分に配慮し、食堂、売店など、充実した施設を設置予定です。

 

<医学部教育棟 概要>

○整備概要

1.工 事 名:東北医科薬科大学 医学部教育研究棟新築工事

2.所 在 地:宮城県仙台市宮城野区福室一丁目15番地1号

3.工  期:平成28年4月8日~平成30年1月31日

4.設  計:株式会社日建設計

5.施  工:清水・阿部建設工事共同企業体

6.建築面積:4,254.79㎡

7.延床面積:17,282.13㎡

8.構  造:鉄骨造

9.最高高さ:34.07m

10.階数:地上7階・塔屋1階

 

○各階構成

[教育エリア]

1階:解剖実習室・食堂・売店・事務部門

2階:病理学実習室・法医解剖室・講義室・会議室・図書館医学分館

3階:プラタナスホール・共通実験機器室

[研究・実験エリア]

4~5階:臨床医学教授室・研究室・スタッフ室

6階:基礎医学教授室・研究室・スタッフ室

7階:共同実験室・福室動物室