医学部 研究室案内
LABORATORIES, FACULTY OF MEDICINE
LABORATORIES, FACULTY OF MEDICINE
黒澤 伸 教授
❶ 麻酔薬が免疫細胞およびその機能に与える影響についての研究
❷ 周術期の免疫能変化についての研究
❸ 個々の麻酔薬により生じる免疫抑制程度の差異について、その原因に関する研究
❹ 心臓血管麻酔の臨床研究
麻酔薬が免疫に与える影響および周術期の免疫能変化について研究してきました。麻酔薬が免疫に与える影響では揮発性吸入麻酔薬および静脈麻酔薬によるT細胞アポトーシスの直接誘導とその機序に関して基礎的実験を行い、個々の麻酔薬により生じる免疫抑制程度の差異について、その原因を追及しています。
さらに抗がん剤、あるいは高糖濃度の影響下にあるリンパ球のviabilityに対する全身麻酔薬の効果など、臨床の現場から得られる疑問を解決することを目的とした基礎研究をしています。臨床面では周術期の免疫能変化について、おもに敗血症状態にある患者さんにご協力いただき、感染兆候のバイオマーカーの検討をしています。また、これらの研究結果をもとに、いわゆる麻酔法の標準化を目指しています。
3年次前期 / 必修 / 1単位
食事、輸液療法、医用機器、人工臓器、リハビリテーションの基本を学ぶ。
予習・復習は、関連する臓器機能や疾患の理解を深めながら行いましょう。
3年次前期 / 必修 / 1単位
周術期管理、麻酔管理、疼痛管理を学ぶ。
麻酔や集中治療では今起こっている病態を把握し、早急に全身状態を改善させなければならない状況が起こります。そのためには薬理や生理、生化学など基礎部門の知識が必要となります。また、神経ブロックでは解剖学の知識が必要です。授業を受ける前に今一度、基礎の本を読んで知識の再確認を行ってください。