医学部 研究室案内

Faculty of Medicine

臨床系

臨床検査医学DIVISION OF LABORATORY MEDICINE

研究テーマ

❶ 白血病治療と検査指標開発および業務改善に関する研究

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研究概要

当教室では、急性骨髄性白血病(AML)を中心とした造血器腫瘍の病態解明と、臨床検査を基盤とした診断・治療の高度化および医療安全の向上を目的として、基礎から臨床に至る幅広い研究を展開しています。
基礎・トランスレーショナル研究として、糖鎖修飾が白血病の進展や分化制御に果たす役割(図)に注目し、分子生体膜研究所 顧建国教授研究室との共同研究を進めています。また、血液リウマチ科と連携して造血器腫瘍残余血清検体を収集し、病勢評価や予後予測に有用な血清バイオマーカーの開発を進めています。AMLの新たな治療法開発に関しては、特に副作用が比較的穏やかな分化誘導療法に着目しています。抗がん剤を含め様々な薬物が、分化が停止した造血細胞である白血病細胞の分化を誘導することが示されていますが、我々はキナーゼ阻害かつDNA合成阻害効果を持つTCN (Triciribine)と、糖鎖修飾(フコシル化)阻害薬6AF (6-alkynylfucose)が、それぞれ効果的な分化誘導 (PLoS ONE, 19(5):e0303428, 2024, PLoS ONE, 19(12):e0312406, 2024) 及び分化誘導促進 (BBRC 710: 149541,2024) 薬物であることを見出しました。
さらに、臨床検査の専門性を活かし、診断プロセスの最適化や検査業務の質向上、ならびに医療安全に関する研究にも取り組んでいます。クリティカルバリュー管理(Lab Med Int 4(4):125-131, 2025)、ISO15189(臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)に基づく品質改善(J Lab Med 50(1):3-9, 2026)などを通じて、検査部門が患者安全に果たす役割の明確化(Lab Med Int 3(1):8-14, 2024)(Lab Med Int 3(2):26-27, 2024)を目指しています。具体的な診断における課題として、現在、感染性心内膜炎における診断のピットフォールといった、臨床現場に直結した課題にも取り組んでいます。このように、分子機構の解明から診断・治療支援、医療安全までを一体的に捉え、医療の質向上に貢献することを目指しています。

主な担当科目

臨床検査学

3年次後期 / 必修

ねらい

臨床検査の方法、適応と解釈を学ぶ。

Message

臨床検査は、客観的データに基づいた病態の解析や、診断および治療方針の決定、予後の判定に重要な役割を果たしています。また、常に最新の医学進歩が導入され、現在の医学教育において重要性を増しつつあります。基礎から臨床各科目にわたり、非常に幅広くさまざまな科目と関わりがあるのも特徴です。他科目の復習や予習としても活用できるので、しっかりと学習してください。
教科書の項目順に進めていきますので、事前に予習が可能です。講義実施前に科目フォルダへ掲載するプリントにあらかじめ目を通し、十分な予習をしてください。また、まとめの問題等を適宜配布する予定ですので、それを活用しながら復習してください。

臨床分子遺伝学

4年次前期 / 選択必修

基本的診療技能

4年次前期 / 必修