医学部 研究室案内

Faculty of Medicine

臨床系

内科学第三(腎臓内分泌内科)DIVISION OF NEPHROLOGY AND ENDOCRINOLOGY

森 建文 教授

STAFF

森 建文 教授

業績

室谷 嘉一 准教授
中村 はな 准教授 (病院教授)
蔭山 和則 准教授
矢花 郁子 講師
木村 朋由 講師
中山 晋吾 助教
石山 勝也 助教
橋本 英明 助教
伊藤 大樹 助教
鎌田 綾佳 助教
秋山 健一 助教
遠藤 明里 助手
田島 亮 助手
松本 啓而 助手

研究テーマ

❶心腎不全における腎間質圧上昇(腎うっ血)を介した障害機序の解明

❷心腎不全におけるV2受容体拮抗薬の作用機序

❸筋肉と腎臓の機能的連関の解明

❹腹膜透析における残腎機能保持機序の解明

❺腹膜透析における腹膜保護機序の解明

❻腹膜透析における血糖変動メカニズムの解明

研究概要

腹膜透析は臓器保護に優れ、在宅で行うことができますが、ブドウ糖代謝産物や尿毒素物質の存在により、腹膜劣化と腹膜線維化が起きます。当科では、この腹膜の線維化が抑制されれば腹膜透析患者の予後を大きく改善できると考え、腹膜透析患者の症例を用いた臨床研究を行うとともに、ラットやマウス、培養細胞を用いた基礎研究も行っています。
また慢性心不全の管理において、うっ血や浮腫のコントロールに必須である利尿薬、特にバソプレシンV2受容体拮抗薬であるトルバプタンに着目し、その薬理作用の解析も行っています。

主な担当科目

腎・泌尿器科学

2年次後期 / 必修 / 2単位

ねらい

腎・尿路系および男性生殖器の構造と機能を理解し、主な腎・尿路系および男性生殖器疾患の原因、病態生理、症候、診断と治療を学ぶ。

Message

血管、糸球体、尿細管等が複雑に組み合わさった腎臓には特異な解剖学的特徴があり、これにより、体の恒常性を維持しています。また、尿の生成や血圧体液調節、電解質調節など多彩な生理機構を有しています。
しかし腎臓は沈黙の臓器であるため、知らない間に腎機能が低下し、腎不全に至ることがあります。腎機能が低下する原因の疾患は数多く、生活習慣病や腎炎、免疫病の他、遺伝性や薬剤性などさまざまなものがあります。そのため病態を理解し、早期の診断・治療ができるようになることが求められます。
さらに他の臓器との機能的連関が強く、腎機能が悪化すると他の臓器疾患にも影響を与えるため、薬剤の使用方法も変わります。従って他科目と関連し、総合的な知識を付ける必要があります。
また、腎不全に陥ると腎代替療法が必要になることがあります。腎代替療法の種類を理解し、説明できるようになることが必要です。
腎・尿路の発生解剖をしっかりと理解し、尿路奇形、尿路良性腫瘍、悪性腫瘍他の泌尿器疾患について総合的な知識を身に付けることが必要です。当日の講義内容のアウトラインは、講義直前に印刷物として配布予定です。

早期医療体験学習

1年次前期 / 必修 / 1単位

内分泌・代謝学

3年次前期 / 必修 / 2単位

移植医療学

4年次前期 / 選択必修 / 1単位

症候学

4年次前期 / 必修 / 3単位

基本的診療技能

4年次前期 / 必修 / 2単位