医学部 研究室案内
Faculty of Medicine
Faculty of Medicine
高木 徹也 教授
STAFF
高木 徹也 教授 | |
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奈良 明奈 講師 | |
山田 千歩 講師 |
高齢者における異状死の特徴、浴槽内死亡事例の病態解明、中毒死における薬毒物分析など
実務として行う法医解剖を基盤として、精度の高い死因究明方法の確立、病因の科学的探求によって、社会的な予防や対策などに役立ててもらうことを大きな目標としています。
現時点では以前より継続している「熱ショック蛋白質」について、免疫組織化学的検討による発現様態、各組織における定量などの試みを行っています。さらに今後は、神経ペプチドである「オレキシン」、その他の蛋白質について研究を開始し、高齢者の異状死の特徴や浴槽内溺水事例の病態解明を行うことを検討しています。
1年次前期 / 必修 / 1単位
医の倫理、生と死に関わる倫理、患者の権利、医師の使命と義務、インフォームドコンセントについて理解し、医師・医学研究者としてふさわしい価値観や倫理観、態度、考え方を身に付ける。
医師は高い倫理観と豊かな人間性に基づき、責任ある行動を取らなくてはなりません。医師の職責の重大性についての理解力を確認するために、必要時にはレポートの作成を要請する場合があります。
3年次後期 / 必修 / 1単位
法医学では社会や臨床の現場に還元・応用できる知識を学習することを目標としており、その内容は基礎医学、社会医学、臨床医学など多岐にわたる。
本教科では地域医療で求められる精度の高い鑑別診断に応用できる医学知識、在宅医療で求められる看取りや死因の判断、異状死の届け出の判断等を理解し、さらに死亡診断書などの医学文書を適正に作成する能力を身に付けることを狙いとしている。
また、病態生理や創傷の成傷機序を理解することで、生体鑑定や写真鑑定、虐待や中毒の判断など、臨床医師が直面する問題や課題を理解し、将来的に医師として適切な判断を行って社会に貢献できるよう、基礎的知識を習得することを目標としている。
法医学は「法律上の医学的問題を研究し、社会に還元・応用する学問」ですが、将来法医学を志す方に限らず、臨床医師として知っておくべき有意義な知見を幅広く学習できる教科でもあります。
学習にあたっては、予習や復習を行ってもらうことは当然のこと、興味を持つ分野については、積極的に複数の参考書を読んで知識を深める努力をしてもらいたいと考えています。
3年次前期 / 必修 / 1単位