医学部 研究室案内
Faculty of Medicine
Faculty of Medicine
中村 保宏 教授
トランスレーショナルリサーチを意識したステロイドホルモンと腫瘍の研究
病理学教室では、大学病院で病理診断をしながら臨床現場で活躍する病理専門医と、基礎研究に取り組むスタッフが協力して研究を行っています。
ステロイドホルモンはごく微量で生体の恒常性の維持に寄与していますが、分泌異常によってさまざまな疾患に関与します。その中でも癌との関連を重点的に研究しており、ステロイドホルモンの代謝、作用機序の解明を中心に、これまで副腎腫瘍、泌尿器癌、肺癌などの研究を行ってきました。
培養細胞や病理組織標本を用いた研究結果をもとにした予後予測因子の発見が、臨床での診断に活かされることによって、研究結果を患者様たちへ還元することを意識しながら、日夜研究に励んでいます。
3年次前期 / 必修 / 2単位
遺伝子・発生異常、細胞変性、代謝障害、循環障害、炎症、創傷治癒、腫瘍等に関する基礎的知識と考え方を身に付ける。また、各臓器での疾患と病理形態的変化やその原因、生体への影響等について学ぶ。
各講義前に教科書の該当部分を読んでおいてください。講義は配布資料に適宜書き込みをしながら受講してください。試験は講義の内容に沿って出題予定です。
なお、各疾患の病理形態変化に対する病態や、臨床的意義を意識しながら学習することが望まれます。
3年次前期 / 必修 / 2単位
各臓器でのさまざまな疾患における病理組織像について自主的に学び、その病態を理解する。
実習に臨む前に、その日に行う実習項目についてテキストを熟読しておきましょう。また、関連した教科書なども参照して実習の目的を十分に理解し、周到な準備をして実習に取り掛かってください。
3年次後期 / 必修 / 1単位
2年次前期 / 選択必修 / 1単位
2年次後期 / 選択必修 / 1単位