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2025年5月18日に、同窓会東京支部の第44回生涯学習研修会を実施しました。今回の受講テーマは、乳がんとしました。日本人女性の乳がん罹患数は2021年予測で94,400人となっており、女性の部位別がん罹患数では乳がんが最多ですが、早期発見と的確な治療により5年生存率も高いといわれています。乳がんの治療は、手術療法、放射線療法および薬物療法がありますが、近年はそれぞれの治療法が大きく変遷しています。特に、がん治療において薬物療法の進歩が著しくなっており、薬剤師としても理解が必要です。
講師に、東北医科薬科大学名誉教授(前 医学部外科学第三(乳腺・内分泌外科)教室教授)朴英進先生をお招きし、「乳がん治療のパラダイムシフト~分子標的療法を中心にして非手術の時代へ~」を演題として受講しました。手術療法や放射線療法も変わる中で、手術療法によらない多様な薬物療法のパラダイムシフトについて多数のスライドを用いて講演していただき、参加者にとって貴重な受講となりました。
先生から予定時間を超える熱心な講演を賜り、また参加者からも多数の質問もあり、有意義な研修会で薬剤師としての活動にも役立つものでした。御多忙のところ東京支部生涯学習研修会で講演をしていただいた朴英進先生に、参加者一同御礼申し上げます。今回は、研修後、談話会を開き同窓生の意見交換を行いました。
なお、今回の研修会について、広報等について本学同窓会事務局にご支援をいただきました。心より感謝申し上げます。
次の第45回東京支部生涯学習研修会は2025年秋を予定しています。詳細は後ほどお知らせします。会場での受講(集合研修)は、(公財)日本薬剤師研修センターの認定単位収得も可能ですので、同窓生の皆様の参加をお待ちしています。
(同窓会東京支部長 渡邊善照(昭和48年卒)記)
注釈:写真は、研修会会場の様子です。