情報公開

INFORMATION DISCLOSURE

教学IR

教学IRとは

教学IR(Institutional Research)とは、大学の教育・学修・運営に関する情報を体系的に収集・分析し、その結果をもとに教育の質向上や大学運営の改善を図る取り組みです。単なるデータ収集ではなく、学生の学びを支え、大学の意思決定を支援する「知の基盤」として機能します。

教学IRの役割

教学IRは、以下の3つの柱を中心に展開されます。

1.教育の質保証と向上

学生の学修成果や教育課程の適切性を客観的に評価・分析し、教育内容や教育方法を継続的に改善することで、学びの質を保証・向上させます。

2.大学運営における意思決定支援

入試制度、カリキュラム編成、学生支援施策など、大学運営上の重要な意思決定を、エビデンスに基づくデータ分析を通じて支援します。

3.説明責任と透明性の確保

大学が取り組んでいる施策やその成果を学内外に分かりやすく公表し、社会に対する説明責任を果たすとともに、大学運営の透明性を高めます。

本学が目指す姿

教学IRの推進を通じて、本学は「学生中心の教育」を実現し、地域社会および社会全体に貢献できる大学を目指しています。データに基づく教学改善を重視し、教育の質向上と大学運営の高度化に取り組んでまいります。

本学の取り組み

本学では、教学IRを教育改革の中核と位置づけ、学生一人ひとりの学びを可視化し、入学から卒業、さらに卒業後の進路までを一貫して把握できるデータ基盤を整備しています。教学IR委員会を中心に、教職員・事務職員・専門スタッフが連携し、分析結果をもとに改善提案を行っています。

教学IRを活用した教育改善事例

本学では、教学IRの分析結果をもとに、教育内容や評価方法の改善に取り組んでいます。

2019年度~2021年度入学生を対象とした、2023年度までのディプロマポリシー(DP)・ルーブリック評価の分析により、DP6「自己研鑽」に関する自己評価にバラツキが見られました。
この課題を受けて、2024年度以降の入学生に適用する新たなDPルーブリック表では、評価観点をより明確化し、学生が自身の学びを振り返りやすくなるよう、振り返りポイントを明示する改善を行いました。


このように、本学では教学IRを「教育の質向上のための知の基盤」と位置づけ、データに基づく教育改善を継続的に推進しています。今後も、教学IRを活用した取り組みを積極的に公開し、教育の透明性と信頼性の向上に努めてまいります。

体制

《 教育成果・学修データ 》

授業アンケート

卒業時アンケート

卒後調査

GPA・成績分布

《 進路データ 》

卒業者数、進学者数、就職者数等

国試合格率