薬学部 研究室案内
Faculty of Pharmaceutical Sciences
Faculty of Pharmaceutical Sciences
生理活性物質の探索と機能性分子の創製を目指した新規化合物の分子設計と合成研究
ヌクレオシド誘導体は、医薬品化学やバイオ関連分野で幅広く利用されており、新規機能性分子の開発を目的として多くの化合物が合成されています。このうち医薬分野において、ヌクレオシド系代謝拮抗剤は、抗がん剤に加え、ヘルペスウイルスやエイズの原因ウイルスであるHIVに対する化学療法薬などが臨床で使用されています。さらに、修飾ヌクレオシドはアンチセンス等の核酸医薬の構成素子としての機能も期待されています。
当研究室では、新規生理活性物質の探索と核酸医薬への応用を念頭に置いたヌクレオシド誘導体の合成研究を行っています。研究の中心はヌクレオシド誘導体の医薬品化学とケミカルバイオロジーですが、新規機能性分子のデザインと合成を通じ、反応開発や触媒開発といった新しい合成手法の開拓についても積極的に取り組んでいます。
薬学科4年次後期 / 必修 / 1単位
生命薬科学科3年次後期 / 必修 / 1単位
薬学科、生命薬科学科で多少内容に差はあるが、治験と製造販売後安全対策を含む医薬品開発の基本的なプロセスについて学び、医薬品開発に関する規制や制度について理解することを目的とする。
授業の中で医薬品開発に関するトピックを取り上げることで、日本の製薬業界の現状についても講義します。授業で説明する法規制の部分は、将来、医薬品開発担当業務(治験コーディネーターや治験モニターを含む)を志望する学生にとっては必須の知識となります。しっかりと予習・復習に取り組んでください。
薬学科2年次前期 / 必修 / 1単位
無機物質および無機医薬品の化学的性質と生体に対する作用を理解するために、元素の特徴から分子の性質までの基礎的知識および考え方を修得する。
化学現象を原理から学ぶため、暗記ではなく理解に努めてもらう必要があります。なお、無機化学の基礎から応用までを14回の講義で行うため、内容の詰まった科目となります。すべてを理解するために、1年生で学習した化学の知識を事前に定着させた上で受講してください。また、化合物の生体内現象を理解するには生物の知識が必須です。
以上のことから、本科目の内容を知識として定着させるためには、少なくとも1時間の予習・復習が必要であると考えてください。
薬学科1年次前期 / 選択必修 / 1単位
高校の化学の範囲を復習し、薬学を学ぶ上で必要となる化学の知識を身に付けることを目指す。
1年生の後期以降の科目を学ぶ上で基礎となる講義です。高校化学の知識に自信がない学生は、しっかりと復習しましょう。また、講義内容に分からないことがあった場合は質問に来てください。