OB & OG
INTERVIEW 10
Fukuda Akira, Fukuda Kaoruko
福田 陽 さん
薫子 さん
Fukuda Akira, Fukuda Kaoruko
青葉の杜薬局 勤務(陽さん)
アイン薬局 勤務(薫子さん)
大切なことのほとんどは、
大学のキャンパスで学んだ。
薬剤師夫妻の現在
Q1おふたりは同級生ですが、
出会いはいつ頃ですか?
陽さん
お互いに顔は知っていましたが、ちゃんと話すようになったのは5年生になってからです。4年次まではクラス単位で動くことが多いのですが、5年生になると研究室に配属になることもあり、人間関係の幅がぐっと広がるんです。
Q2 おふたりが東北医科薬科大学を選ばれた理由は何ですか?
薫子さん
小学生の時に入院したことがあるのですが、その時に薬剤師というお仕事があることを知って、「女性が一生いきいきと働けるお仕事だ」と感じたんです。お薬そのものにもその時に興味を持ったし、子供ながら「自分は理系向きかな」とも思いましたし。その上で仙台に住みたい、と思っていたので、本学一択でしたね。
陽さん
私は親が医療に携わる仕事に就いていたのでそもそも医療に感心があり、「人助けになる仕事をしたい」という気持ちはずっとありました。その上で、自分の適性や指向性を考えると、薬学に集中して学ぶことに魅力を感じたんです。
Q3 ご夫妻がともに薬剤師として働くメリットはどう感じていますか?
陽さん
新しい薬や制度に関する知識や見解を共有できるので、より仕事への理解度が深まります。悩みを相談しあえるのもメリットですね。
薫子さん
同じ薬剤師でも職場によってシステムが違ったり、先生や患者さんの傾向も違ったりするので、お互いの職場のいいところ・改善点を話し合って自分の職場に提案したりできるところもいい点です。そのうち、薬局と薬局との協力体制とかもできたらいいな、とも思います。
Q4 薬剤師として活躍するいま、大学での学びがどう活きていますか?
薫子さん
就職してすぐに「学んだことがこれほど現場で活きるのか」と驚きました。座学をベースに実習で学んだことは、ただのシミュレーションではなく臨床の現場。もちろん、今も新しい薬や投薬法に関することで勉強することは日々ありますが、それでも今やっている仕事のほとんどは、東北医科薬科大学で学んだことがベースになっています。
陽さん
基盤ですね。知識、考え方、そして判断を行う際のあらゆる基盤を大学の勉強で身に着けたと思います。そして、薬剤師は専門職であるとともに接客業でもあり、いかに患者さんに待ち時間などの負担を掛けず、しかも親身に役立てるかが大切。周囲の方々との連携力やコミュニケーション能力も、本大学で学んだことのひとつです。