tmPR(学生広報スタッフ)による在学生インタビュー

interview

学生インタビュー


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初心を忘れず、医師への道を突き進む

医学部医学科 3年

松井 太誠さん
  • 出身高校:奈良学園高等学校
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入学前後での大学に対する印象の変化

 入学前は新設学部であることから、どのくらいの教育を受けることができ、国家試験の対策はしっかり行われているのか、不安を抱いていました。しかし、大学に入学すると、大学に対するイメージは大きく変化しました。教育は充実しており、先生方も熱心に教えてくださいます。特に医学部は、東北の地域医療に貢献する医師の育成を目的に作られた学部ということもあり、地域医療に特化した学習が1年次という早い段階から行われます。講義で地域支援、東北地方について学ぶことはもちろん、実際にその地域に赴いてクリニックを回ったり、学年が上がると泊まり込みで地域医療、在宅医療を学んだりと多くの機会が設けられています。在学6年間の中で講義と実習を通して、医学及び地域医療について学ぶことができるという点で、カリキュラムにはとても満足しています。

大学生活について

 医学部は新設学部であることから、まだまだ歴史が浅いです。ですので、多くの先輩方は、大学の歴史を自らの手で作ろうと活動しています。例えば、学生主体の委員会を発足し、後輩のために勉強会を開くことで基礎科目の重要性について伝えたり、講師を招いての講演会の開催を自主的に行ったりしています。後輩に恩送りをするという先輩方の発言に感銘を受け、私自身も後輩の勉強を助けられるようにと努力しています。
また、先生方はとても丁寧に指導してくださいます。授業で分からないことがあったときには、授業中に限らず丁寧に教えてくださいます。学校生活や日々の生活での悩み事があった際には、相談しやすい体制も整っています。

将来の夢

私は将来、小児心臓血管外科医になりたいと考えています。小児科医になろうと思ったきっかけは小学生の時にあります。小学生の時、私は当たり前のようにご飯を食べ、友達と遊んで、毎日楽しく不自由のない生活を送っていました。しかし、親戚の営む小児科医院に来院する私と同じ年代の子どもたちをみて、私の送る日常生活は当たり前のことではないのだと知り、どうにかして私と同じような小さな子供たちを治療することができないかと考え、小児科医になろうと決意しました。
次に、心臓血管外科を目指そうと考えたのは、大学の先生方の影響が大きいです。先生方の講義を受け、私は心臓血管外科をより深く学びたいと考えるようになりました。特に小児の先天性心疾患を抱える子どもたちが成人になり、小児科から循環器外科に移行する際にどのような治療を行うべきなのかについて、興味を持ちました。将来的には元々なりたかった小児科と心臓血管外科の技術・知識を組み合わせた小児心臓血管外科医になることを目指しています。

<受験生に一言>

 本医学部には年齢差別や男女差別は一切ありません。現に私の学年には、再受験や浪人で入学した人が多くいます。再受験・浪人だから医学部は難しいかなとか、年下ばかりだったらどうしようとか不安に思う方もいらっしゃるとは思います。でも、そういったことを理由に受験が不利になることは一切ないので、安心して受験・進学してください。縦のつながりだけでなく、横のつながりだけをとっても、様々な年代の方との交流をすることができます。さらに地域の差別もなく、私の学年には北海道から沖縄まで幅広い地域から東北医科薬科大学に入学してきています。 そして、新設学部ゆえにまだまだ成長の段階をひとつずつ上っているところです。新設学部だから、私と同じく不安を抱く方もいらっしゃると思います。ただ、教育面をとっても、生活面をとっても十分な学習を行うことができます。講義では医学知識を学び、実習では地域医療の最先端を学び、より知識を定着させやすい学習を行うことができるのが特徴です。先輩や先生方が分け隔てなく全力でサポートしてくださいますので安心した学校生活を送ることができます。
受験生の皆さんは、厳しい毎日を送っていると思います。つらくなった時には、医学部に入りたいという動機を振り返って、その夢をかなえるためにも初心に戻って頑張ってください。
ぜひ私たちとともに、東北医科薬科大学医学部で医師への道を築きましょう。

インタビュアー:学生広報スタッフ 香川

 


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大学の多様性

医学部医学科 2年

山本 明璃さん
  • 出身校:広島県立広島高等学校
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入学前後の本学の印象について

 入学前は総合大学とは異なり3つの学科しかないため大学としての活気があまりない印象がありました。しかし入学後は講義で他学科と関わる機会が設けられていたり、サークルでも一緒に活動できたりと他の学科との交流の機会はたくさんあります。やはり、大学にせっかく入学するなら他の学科との交流はあるべきです。多角的な視野で物事を考える力がつくため、今後も交流を盛んにしていきたいです。また小松島キャンパス内には木々が豊富にあるため四季の変化も大学内で味わうことができます。春は桜、夏は深い緑の木々、秋は紅葉、冬は雪景色など。勉強の息抜きに大学の景色をながめることでとてもリラックスできる点が良いです。

大学生活について

 特に医学部は様々な経歴を持つ方が本当に多くいらっしゃいます。勉強についても、取り組み方や捉え方について多くの見解があって、これを共有することで刺激的で楽しい学生生活を送っています。一言で東北医科薬科大学を表すと【多様性】が強みの大学!です。1人1人の個性が輝き、この個性が存分に発揮されているからこそ、この【多様性】が創造され、楽しい大学生活に結びついていると感じています。また学生の年齢層が幅広い面もあります。入学時は年齢が離れている同期と上手く人間関係が構築できるか不安な要素もありました。しかし、皆さんの人柄に恵まれとても仲良く接してもらっていて毎日とにかく楽しいです。勉強については、2年生に進級すると専門的な科目が増えて、時間が足りない、暗記量が多いなど課題は増えたように感じています。特に暗記については単に暗記するのではなく、暗記したことを活かして次の学習への理解に繋げていくことが大変です。勉強で困った時は、同期の友人と一緒に勉強して教え合うことで助け合いながら今のところ順調にこなすことができています。特に2年生の解剖学は予習と復習のサイクルを重要視して実践しています。このサイクルを回していくことで充実した実り多い学生生活に直結して活きてきます。

将来の目標

 地域医療に憧れがあり、町の総合診療医を目指しています。普段の社会生活を営む中で体調に異変があった際にすぐに頼ることができる存在は、まずは町の医師です。地域社会の中で、総合診療医として地域の人々が困ったらすぐに駆けつけて頼ってくれる町のお医者さんのような、身近で地域に寄り添った医師を志しています。また、地域医療にはたくさんの魅力があるものの、特に地方部では医療の担い手の不足という大きな問題が存在していると感じています。そこで、地域医療の魅力の発信や診察を受けて誰もが安心して利用できる医療体制の構築に携わることが私の目標です。

インタビュアー:学生広報スタッフ CS

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自己研鑽を続けたい ~地元で信頼される薬剤師になるために~

薬学部薬学科 4年

澤田 佳奈さん
  • 出身高校:青森県立青森高等学校
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入学する前と入学した後での大学に対する印象の違い

 入学前は薬学部の学生は勉強のできる人やまじめな人が多く大学になじめるのかなとおもっていました。このイメージが変わったのは授業中のグループ活動や実験実習を通して、テスト対策や日常生活への悩みを共有した時です。このことをきっかけに、みんなも自分と同じような悩みを持っていることが分かり徐々に打ち解けることができました。
 そして入学前は高校の勉強を完璧に理解していないと大学の勉強についていけないのかと思っていました。しかし、この大学では高校で履修していない科目があることを考慮してサポートしてくれる授業があります。その授業に参加して履修していなかった物理や、履修していたけれど曖昧な部分があった化学と生物も復習することが出来たので安心しました。このサポート体制があったおかげで大学の勉強にもついていけるかなと思えるようにもなりました。
 また、大学は高校などの他の教育機関に比べて格式が高いイメージがあったので先生方との距離感が遠いイメージがありました。そのため、授業で分からないところがあった場合質問したら教えてもらえるのか、こんなことも分からないのかという顔をされるのではないのという風に思っていました。しかし大学に入ってからはそんなイメージはすぐに払拭されました。授業で分からないところがあった際に質問するとどの先生方も分かりやすく教えてくださいました。また、1・2年生の頃は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響で大学に通学できない時期(遠隔でのオンデマンド授業期間)もメールで分からないところを質問するとすぐに返答してくださいました。そして、大学の先生方は分からないところをただ教えるのではなく、自分がどこをどう分かっていないのか分析しながら教えて下さるので「自分がどこを理解していないのか分からない」という状況でも質問しやすいなという印象に変わりました。

大学のキャンパスの雰囲気

 一番初めに思い浮かぶことは「きれい」ということです。普段授業を受ける教室や実験をする教室、自習室、図書室などどこを見てもきれいです。きれいなだけではなく落ち着いた雰囲気のあるところが多いので勉強に集中できる環境が整っているなと感じます。また、落ち着いた雰囲気の場所だけではなく学食やカフェテリアのように賑やかな場所もあります。特に学食ではお昼時になると多くの人が利用していて、友人同士で食べている人や先生と一緒に食べている学生もいて皆の憩いの場になっているなと感じます。

将来の目標

 私の将来の目標は地元に戻って薬剤師になることです。地元に戻りたい理由は地元の薬剤師不足を解消したいという理由もありますが、一番大きな理由は大学進学のために仙台へ送り出してくれた家族の近くにいてあげたいという理由が大きいです。地元に帰って薬剤師として働くようになったら、話しかけやすくて患者さんに薬の知識を分かりやすく伝えることが出来るような薬剤師になりたいなと思っています。大学の授業では薬学的専門教科だけではなく患者さんとのコミュニケーションを学ぶ教科もあるのでその授業での学びを活かして将来目標とする薬剤師像に近づけるように努力していきたいです。

インタビュアー:学生広報スタッフ 伊東


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新生活のはじまり

薬学部薬学科 1年

高橋 琉成さん
  • 出身校:宮城県石巻高等学校
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入学前後の本学の印象について

 入学以前に抱いていた薬学部の印象は、時間割がびっしりと埋められていて毎日実習や授業があり、とにかく忙しいイメージを持っていました。また、入学したらすぐに薬の名前やその働きなどを学ぶ専門的な科目(薬理学や薬剤学など)がはじまることを想定していました。しかし、実際に入学して約3か月過ごしてみると想像よりも時間については、かなりゆとりがあると感じています。特に授業については、理科(特に化学・物理・生物)を中心に高校で履修していなかった人も今後の講義についていくことができるよう基礎から徹底的に解説してくれる授業が多いように感じています。この手厚いサポートのおかげで勉強が不安な私でも1つ1つ正確に理解をした上で日々の学びに繋げることができていると思います。

大学生活について

 入学当初は地元とは大きく異なる環境での生活でかなり緊張していましたが、そんな緊張も、あっという間に吹き飛びました。この不安を解消してくれたのは、まず多くの先輩方の存在です。私は、入学して間もない頃にカフェテリアで開催されていた部活のお茶会に参加しました。その時に出会った先輩方の雰囲気がとてもよく、学部学科学年の壁を感じることなく自由なところが気に入って自分は水泳部に入部しました。水泳の経験はほとんどなく、高校では陸上部に所属していたためまさに水と陸という逆の環境です。メリハリをつけて、練習するときにはしっかり練習し、遊ぶときにはとことん遊んで楽しんでいます。先日も部員と県外に旅行しに行き、すでに大学生活を謳歌しています。友達もたくさんできました。私のクラスの友人の中には他県からきている方もいて、方言を教えてもらっています。特に津軽弁が難しいです(笑)。
毎日が本当に新鮮で新しく刺激的で充実した楽しい日々を送っています。

将来の目標

 薬剤師という職業に魅了されたのは中学生のときに参加した薬剤師の職業体験の時でした。その時に、本学の名前を知りました。その後、本学について調べていく中で進学したい!という思いが強まり志望しました。特に近年の医療現場ではチーム医療が重要であると強く認識しています。学生の段階からこのチーム医療に関する基盤を構築することができることは本学の強みであると考えています。今後、どのような授業が開講されていくのかワクワクしています

インタビュアー:学生広報スタッフ CS

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広がる出逢い、広がる夢

薬学部生命薬科学科 2年

中村 渚砂さん
  • 出身高校:宮城県宮城野高等学校
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入学前と入学後の大学に対する印象の違い

 入学前は化学や生物などに特化した理系科目が多いのかなと思っていましたが、哲学や心理学についても学ぶ機会があることに驚きました。特に哲学は授業ごとに問題が提示され、自分の考えを深めながら周りの人の意見も知ることができるので、とてもいい機会になったなと感じました。その他にも、勉強以外の活動にも本気で取り組み、両立している人が多い印象を受けました。私も何かしら挑戦したいなと思っていたので、大学祭実行委員会に入り、企画局長として頑張っています。企業や地域の方々と話し合いながら進めたり、仲間と協力して大学祭の広告を作成したり、とても良い経験をさせていただいています。
 また、生命薬科学科では入学後すぐに、研究室体験や企業見学をさせていただく機会がありました。入学前は就職活動に向けての準備はもう少し先なのかなと思っていましたが、1年生から意識したカリキュラムがあることがとてもいいなと感じました。生命薬科学科は進路選択が幅広く、それぞれの目標に向かって努力している人がたくさんいます。実際に私の周りにも、資格取得のために頑張っている人が多く、互いに良い刺激を与えながら切磋琢磨できる環境だなと感じています。

大学のキャンパスの雰囲気について

 大学のキャンパスは全体的にとても綺麗で緑が多く、良い環境に身を置くことができているなと感じています。特に実習を行うウェリタスは、たくさんの研究室と研究設備が揃っていて、初めて見たときはとても胸が高鳴ったのを覚えています。また、自習スペースも多く、私はよくカフェテリアを利用しています。カフェテリアで友人と雑談しながらご飯を食べたり、勉強を教え合ったり、とても良い雰囲気で過ごしています。他にも様々な自習スペースがあるので、気分に合わせて利用しています。

将来の目標

 私は将来、研究機関に入り難病の薬の治療方法に携わりたいと思い、本学の生命薬科学科を受験しました。特にがんについての研究を行いたいと思っていましたが、様々な授業を通して、治療法が確立していない病気がたくさんあることを知りました。それからはがん以外についての病気にも興味を持つようになり、将来的にはがんの他にも、未だ治療法が確立していない難病の研究をしていけたらいいなと思っています。また、現時点ではこの目標を実現するために大学院に進学し、より専門的な研究をしていきたいと考えています。
 本学に入学してからは、高校生の時に想像していた夢よりもっと大きな夢を思い描くことができていて、毎日とても充実しています。また、本学で出逢えた仲間との思い出がたくさんできました。今後も自分の興味がある分野を追究し、勉学に励みながら、大学祭実行委員としても頑張っていきたいです。

インタビュアー:学生広報スタッフ 大河原


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【科学】を学ぶ

薬学部生命薬科学科 3年

渡邊 颯太さん
  • 出身校:宮城県宮城野高等学校
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入学前後の本学の印象について

 入学前は、とにかく薬について徹底的に勉強するイメージをもっていました。実際に2年間在学していると薬学の汎用性の高さに驚いています。薬を服用後の状態を把握することは当然、知識として必要です。しかし、飲む以前に生体内について何が正常(あるいは異常)でどのような要因で疾患に繋がっているのか。また、疾患に関連する化学物質の毒性や添加物についても学ぶことができ、薬以外のことも知ることができるため本当に生命を学ぶ学科であると体感しています。化学を学ぶ印象が強かった部分もありますが、今考えると、低学年から1つ1つの小さいピースを学び、最終的にはこのピース(科目)が集まって1つの(学問)として展開されていく感覚があります。特に専門科目は学年が上がることに伴い、既習科目との繋がりを体感することができ、この点が薬学の面白さではないかと思います。

大学生活について

 生命薬科学科は人数が薬学科より少ない反面、クラスメートと切磋琢磨して勉強に打ち込める環境にあります。また必修科目も多く、ほぼ毎日友人に会うことができるため多くの親友を大学生活でつくることができたと思います。部活は、水泳部に所属しています。水泳部を選んだ決め手は雰囲気とイベントの充実性です。本学は部活によっては医学部と薬学部が別れているものもあります。しかし水泳部は学部と学科、そして学年を問わずみんなが各自の目標に向かって一意専心の気持ちで取り組んでいます。他の学科や学年と交流できるのが部活動の最大のメリットであると考えています。イベントも他の大学と大会で交流したり、部員間でご飯を食べに行ったりと本当に仲良しです。

将来の目標

 生命薬科学科を志したのは、将来の進路選択の幅が充実しているからです。化学や生物など理系科目は好きな領域であったものの、18歳の時(高校の進路選択時)はまだ具体的にどんな職業に就きたいのか、イメージを思い描くことはできませんでした。そこで本学の生命薬科学科であれば幅広く科学を学び、将来にどのような形であろうとも生かすことができると考えました。生命薬科学科では、卒業後の進路として製薬会社やCRO、SMO、大学院進学など多くの選択肢が存在しています。現在、自分自身の進路選択についてはこれから本格的に始動していきますが大学院の進学も見据えて英語学習にも挑戦しています。とにかく学びたい!というこの気持ちを決して忘れることなく今後の研究活動や就職活動等に勤しみ、全力を出し切って残りの大学生活の充実化を図っていきたいと考えています。

インタビュアー:学生広報スタッフ CS

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