羽ばたく卒業生からのメッセージ

MESSAGE FROM GRADUATES

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広い視野と
柔軟な感性を持った
病院薬剤師を目指して

薬学部 薬学科

徳永 みさきさん
  • 薬学科6年・微生物学教室配属
  • 宮城県出身
  • 病院薬剤師内定(2019年3月現在)

本学薬学部薬学科を
選んだ理由は?

高校1年生の時に、ある親戚が薬剤師であることを知り、初めて薬剤師の存在を明確に認識しました。家族にも医療関係者がおり、元々将来は医療現場で働きたいと思っていたので、その話を聞いて以来、薬剤師という職業に興味を持つようになりました。国公立大学を目指していた時期もありましたが、国家試験の合格率が高いことに魅力を感じ、本学に入学を決めました。

学生生活の思い出は?

中間試験、期末試験前は本当にしんどかったです。科目が多い上に、授業や実習、レポート提出が直前までありハードスケジュールだったので、メンタルと集中力が相当鍛えられました。今思い返すと、勉強の合間の友人との些細な会話や励まし合いが、辛い試験を突破する糧となっていたんだなと、しみじみと感じます。あの頃の自分たちを、投げ出さずによく頑張った!と褒めてあげたいです。

学生生活

私は中学高校と続けてきたソフトテニス部に入部しました。自由参加の部活だったので、正直なところ、初めはあまり積極的に参加するつもりはありませんでした。しかし、先輩方が本当に温かく迎えてくれたことで、いつしか心地良い居場所となり、自然と部活に参加することも増えました。幹部を担当する学年になった時、先輩方から次期部長に推薦していただき、お引き受けしました。大人数をまとめる部長という立場はとても大変でしたが、得るものも大きかったです。引退した今でも、卒業した先輩方や同期、そして後輩との関わりから学んだことを振り返ると、入部してよかったと思っています。

将来の夢は?

春から目標だった病院薬剤師として勤める予定ですが、視野を広く持ち色々な分野に挑戦していこうと思っています。この人がいたら安心だと、患者さん、そして一緒に働く医療従事者に思ってもらえるよう、知識と思いやりのある薬剤師になることが目標です。他の人が「これ、やってみない?」とお声がけくださるとしたら、それは自分を評価し、信頼してくださっているということですので、そういった期待にもできる限り応えたいです。他人の期待に応える中で、自分でも予期しない方向で成長できたらな、と考えています。

集中するときは集中、楽しむときは存分に楽しむ、そんなオンオフの切り替えができれば、他大学より2年も長く有意義に学生生活を満喫することができますよ。
勉強が大変という噂を聞いて不安に思うかもしれませんが、進級、卒業試験、国家試験など、自分の努力次第で乗り越えられます。
まだまだ色んな可能性を秘めているみなさんには、遊びも目一杯楽しみつつ、学生のうちにしかできないことにもたくさん挑戦し、同じ目標に向かって友人と励まし合いながら頑張って欲しいです!応援しています!


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医療現場の最前線で
日々成長したい

薬学部 薬学科

和田 悠理乃さん
  • 薬学科6年・微生物学教室配属
  • 宮城県出身
  • 病院薬剤師内定(2019年3月現在)

本学薬学部薬学科を
選んだ理由は?

私は幼い頃から薬剤師になることが夢でした。親戚に薬を常用している方がいて、薬の効き目や副作用について耳にすることがあり、ぼんやりながら「体にいいことと悪いことの両方を、こんな小さな薬がどうして引き起こすのだろう」と不思議で、薬に興味を持っていました。
高校3年生の夏、本学のオープンキャンパスに行った際、国家試験に向けたきめ細やかなカリキュラムと模擬薬局などの設備の良さに惹かれました。薬剤師という夢をこの大学なら、しっかりとサポートしてくれると思ったので入学を決意しました。

学生生活の思い出は?

薬学部は講義が予め組まれており、すべて受講しなければならないことを入学してから知り、思い描いていた大学生生活は送れないのだなと思ったことを覚えています。定期テストは10科目以上が当たり前で、毎回大変な思いをしながらテストを受けていました。しかし、6年生となったいま振り返ってみると、今までのテストにしっかりと取り組んでいたので国家試験勉強にも気持ちの余裕を持って取り組めたと思います。
成績優秀者には大学から奨学金を頂ける制度があり、それを6年間受けられたことが私の自信と勉強のモチベーションにも繋がりました。

学生生活

高校からダンスをしており、本学でもダンス部に入部し、部長をさせていただきました。今まで純粋に楽しいと思ってしていたダンスが、部長という責任ある立場になり様々な思いを抱くようになりました。しかし、つらい時に支えてくれる同期がいて、慕ってくれる後輩がいて、もっと肩の力を抜いていいのだと思いました。時にぶつかり、支え合いながら仲間と過ごした日々は勉強だけの生活では得られない素晴らしい時間となり、自分の人生にとって良い経験となりました。

将来の夢は?

将来は病院薬剤師となって、患者さんだけでなく他の医療者からも信頼される薬剤師になりたいと思います。 病院では、様々な疾患を抱えた患者さんと関わることとなるので、常に学ぶ気持ちを忘れず新しい知識を得て、薬剤師として日々成長したいです。

剤師になりたいという夢を本学はしっかりとサポートしてくれます。国家試験をうける学生をたくさん見てきた先生方は、悩みがあれば的確なアドバイスをしてくださいます。振り返ると本学のカリキュラムはとても良くできています。各学年の積み重ねが全て国家試験に直結していたんだと、受験を終えた今だからこそ痛感しています。何より、周りを見渡せば、同じ薬剤師という目標に向かって努力し、つらいときに支えあえる友人がいます。
大変なことが多い6年間になると思いますが、薬剤師になるにあたって素晴らしい出会いと経験をさせてくれる大学だと思います。


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大学で多くの経験をし、
迷いながらたどり着いた
病院薬剤師への道

薬学部 薬学科

髙橋 健人
  • 薬学科6年・放射薬品学教室配属
  • 宮城県出身
  • 総合病院薬剤師内定(2019年3月現在)

本学薬学部薬学科を
選んだ理由は?

高校2年の時から化学に興味を持ち、化学の知識を活かした職で働きたいと思ったからです。ただ、入学時には薬剤師になりたい、という明確な希望があったわけではありませんでした。親の要望で県内から通ってほしいと言われていたので東北医科薬科大学に決めました。

学生生活の思い出は?

勉強については、1年は教養科目が主で、2年になってから専門科目が増えます。最初は勉強がついていけるかがとても心配でしたが、先生の教え方がとても丁寧なのと、分からないことがあればなんでも教えてくれたり相談に乗ってくれたりしたので、順調に知識を蓄えて国家試験まで臨むことができました。「知りたい」と思ったときに勉強にとことん付き合ってくださる先生方が近くにいるのは、本学の魅力だと感じます。 6年次には、大学の代表として日本薬学会全国学生ワークショップというイベントに参加しました。北海道から九州までの多くの大学の学生と議論し、交流する中で、薬剤師という仕事の社会での意義やこれからの時代で求められる能力等を改めて深く考えることができました。
課外活動では、吹奏楽部と衛生化学部と学生会に所属しており、多くの友人と出会うことができました。国家試験まで、友人達とお互い励まし合いながら勉強できたことは学生生活のいい思い出です。また、勉強に支障がでない程度にもバイトもして、自分の視野を広げるように努めていました。

将来の夢は?

私は病院で薬剤師として働きます。大学入学後、薬剤師の職域が、病院だけでなく、行政、治験、研究と想像以上に広いことを知りました。4年まで公務員か治験に関わる仕事かを漠然と考えてきましたが、インターンシップで行った病院のがん専門薬剤師に憧れ、病院薬剤師を目指すようになりました。

学生生活の中で、勉強、部活、バイト、研究、学会や講演への参加…と学生生活の中で様々な経験をし、様々な職業の方々と出会う機会がありました。後悔のない学生でした。先程も述べましたが、私は薬剤師になろうと思って入学を決めたわけではありませんでしたが、在学中に自分のやりたいことを絞るのも十分に意味があると思います。迷ったらオープンキャンパスや大学祭に足を運んで、東北医科薬科大学を見てみてください。

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新薬を、
いち早く患者さんに
届けたい

薬学部 生命薬科学科

岩間 美佐都さん
  • 生命薬科学科4年・機能形態学教室配属
  • 宮城県出身
  • CRO(受託臨床試験実施機関)内定(2019年3月現在)

本学薬学部生命薬科学科を
選んだ理由は?

子供の頃から、小さな薬が体に効くことをとても不思議に感じていました。薬が効くメカニズムに関心を持っていたため、薬剤師になりたいと漠然と考えていました。しかし、高校に進学し勉強をしていく中で、薬の調剤ではなく、新薬開発に興味を持ったため、6年制の薬学科ではなく、生命薬科学科を選びました。オプジーボ等、新しい医薬品の開発を通じて大多数の患者さんの健康に貢献したいと考えたからです。 また、実家から通える距離だったことも、本学を選んだ理由です。

学生生活の思い出は?

試験前に辛くて泣きながら勉強をしたことがあります。すごく頑張って勉強をしたからこそ、試験で全て単位を取れたとわかった時は嬉しかったですし、達成感を感じました。大学での勉強は大変ですが、専門性が高く面白いと感じる科目も多くあります。私は、薬理学や人体生理学関係の科目が特に好きでした。

学生生活

飲食店で約3年間アルバイトをしました。融通が効くアルバイト先だったので、勉強をおろそかにすることなく充実した大学生活を過ごすことができました。アルバイトする中で、様々なお客さんとのコミュニケーションの難しさや楽しさを経験することができたのは、進路選択や就職活動で有意義だったと考えています。

将来の夢は?

1日でも早く新薬を必要とする方に新薬を届けられるように自分自身で考え、動くCRA(医薬品開発モニター)になることです。

入学してから勉強が多々大変なこともあります。でも、周りには真面目な学生が多く、特に生命薬科学科は、少人数教育のために先生方のサポートも特に手厚いので、勉強する環境は十分に整っています。大学の制度を最大限に活用しながら、充実した学生生活を送れると思います。
また、就職活動の際も業界説明会、合同就職説明会、インターンシップの斡旋や面接対策など様々なサポートをしていただけるので就職活動をスムーズに進めることができると思います。私は特にCRO(受託臨床試験実施機関)のインターンシップに参加することで、仕事内容の理解とともに自分が働いているイメージができたので、CROへの就職を決めることができました。漠然と薬に興味があるという方でも、大学の4年間のうちに自分のやりたいことが見つかるのではないかなと思います。


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薬学・生命科学の
専門知識を活かした
薬のマーケティングの
スペシャリストに

薬学部 生命薬科学科

川瀬 涼音さん
  • 生命薬科学科4年・機能形態学教室配属
  • 福島県出身
  • 医薬品卸会社内定(2019年3月現在)

本学薬学部生命薬科学科を
選んだ理由は?

高校の担任の先生に「東北医科薬科大学なら、先生方が熱心で面倒見がよい」とすすめられてこの大学を選びました。就職率がいいことや、オープンキャンパスに行き大学の授業や研究、雰囲気を実際に見ることができたことも、この大学を選んだきっかけになりました。とにかくキャンパスが綺麗ですし、動物の血液を使った実験等に興味を惹かれました。

学生生活の思い出は?

勉強面では、最初は苦労しましたが、自分にあった勉強方法を見つけてから随分楽になりました。大学での勉強方法は十人十色で、他人の方法が自分に合うとは限りません。友人の中はコツコツ型もいますが、私は短期集中型でした。また、ノートと教科書を素材に、穴埋め形式のオリジナル問題ノートを作るようになってから、専門教科も効率よく勉強が進みました。
特に面白かったのは機能形態学の分野です。体に起こっていることが論理的に説明されていくのが興味深かった。また、人体のメカニズムを扱う生理学と、薬のメカニズムを扱う薬理学という別々の分野の関連性が、勉強を進めるうちに理解できるようになったのが爽快でした。
サークル活動では、軽音部に所属していました。音楽を通してたくさんの仲間ができたり、自分が打ち込めることを新たに見つけられたため、充実した4年間でした。

将来の夢は?

就職は、医薬品の卸売り営業に決まりました。薬学、生命科学の知識を評価してもらい、採用に至りました。病院や薬局等の得意先から頼られる医薬品のマーケティングスペシャリスト(MS)になることが目標です。

先生方は親身になって話を聞いてくれたり、質問等もわかりやすく答えてくださるため、心配はいらないと思います。自由に使える時間も多くあるため、自分のやりたいこともできます。また、実際に大学の雰囲気を見ることも大切ですので、オープンキャンパス等を利用するのも良いと思います。入学されたら、サークルや部活動に参加することをぜひお勧めします。勉強以外で大学で打ち込める趣味ができますし、先輩や友人等の交友関係も広がります。


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自分のやりたいことは?
大学生活で考え続けたことが
自分を成長させました

薬学部 生命薬科学科

武田 文佳さん
  • 生命薬科学科4年・病態生理学教室配属
  • 宮城県出身
  • CRO(受託臨床試験実施機関)内定(2019年3月現在)

本学薬学部生命薬科学科を
選んだ理由は?

元々は化粧品に興味があり、薬学の面から品質や安全性を学べないかと考えたのがきっかけでした。また、私は宮城県出身なので、実家から比較的通いやすい点も本学を選んだ理由になりました。

学生生活の思い出は?

1 -2年生は数学や生物など高校で習ったような基礎の授業が多かったのですが、3年生からは有機化学や薬理学など薬学に特化した科目がほとんどになります。覚える量が多くて大変ですが、そのぶん多くの専門知識が身につくので、学ぶことも楽しく感じられるようになりました。
私はサークルなどには所属していませんでしたが、授業が終わったあとにクラスの友人とご飯に行ったり、趣味であるカフェ巡りをしたりしていました。また、アルバイトも授業や実習の負担にならない程度でやっていました。今思うと、これらのことを通して自分がどんなものが好きなのかを知ることができ、それが後々の就職活動にも生かせたように思います。

将来の夢は?

私は治験業界に就職することが決まったので、より多くの薬をより多くの患者さんに届けられるように、まずは1日1日を頑張っていきたいです。そして、ゆくゆくは自分のやりたいこと、自分を常に成長させてくれる仕事(業務)を見つけることが目標です。

生命薬科学科の魅力は、自分でやりたいことを考え選べるとても可能性に溢れている学科であることだと思っています。3 年後期には研究室配属があり、そこで卒業研究を約1年半 行いますが、その時に自分はどんなことを研究していきたいか、配属先を自分で決めることが出来ます。また本学では、1 -3 年生までの実習で一通りの実験を体験する機会を与えてくれるので、より明確にやりたいことを見つけられる環境も整っています。私自身も、大学で学ぶ間にやりたいことが変わったり、見つけられたりしました。後輩の皆さんにもたくさんのことを経験して、自分のやりたいことを見つけていってもらいたいです。


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探求する面白さを
知ったからこそ
さらなるステップへ

薬学部 生命薬科学科

鹿野 さくらさん
  • 生命薬科学科4年・病態生理学教室配属
  • 福島県出身
  • 進学予定(2019年3月現在)

本学薬学部生命薬科学科を
選んだ理由は?

もともと医療系の分野についての興味をもっていて、難しい病気やそれが理由で社会で様々な困難に直面している方々の支えになれるようなことがしたいと思っていたので、研究の方面からアプローチしようと考えていました。薬学は幅広い分野をカバーする領域です。その中でも本学の薬学部は、東北の中で充実した施設が揃っていることから、進学を決めました。

学生生活の思い出は?

勉強は学年を経るごとに専門的になり、高度になっていったので、知識を定着させるのに必死でした。テスト前などは友人と朝早くから勉強したり、情報交換をして乗り切っていました。部活は、EMCAという救急医療サークルに所属し、医学部の学生と共に即時救命方法を学んだり、献血ボランティアを行ったりしていました。やりたいと思ったことには、一人でもどんどん飛び込んでいった学生生活でした。特に一番思い入れがあるのは、研究室生活です。病態生理学教室という研究室で免疫系の実験に取り組み、また、論文を読みこなす作業に夢中になりながら、探求することの面白さを感じました。こうした中で、精神的にも人間的にかなり成長することができ、心からこの大学に入って良かったと感じています。

将来の夢は?

私の今の目標は、大学で学んだ知識や習得した手技等を直接的に仕事の場に活かして、医療の一助となることです。卒業後は、大学で得た探求マインドを胸にさらに知識を深めるため、進学します。目標を達成するために、さらに勉強を続けて自分の引き出しを増やしていきたいと思います。

「科学が好きだし、研究してみたい…」とは思うけれど、具体的に将来が決まっていなかったり、はっきりした目標がないことで、進路選択を迷っている、等、いろいろ思い悩んでいる人がいるかもしれません。もしそうだとしても、私としては、そのことを恥じる必要もないし、悩むのも当然のことと思います。そんな時、科学や医療や研究に対して少しでも心に何かワクワクするものを感じたら、そのワクワクを信じて、この学校、学科に来てみてください。きっと4年間の間で、自分が成長するのを感じますし、いろんな選択肢が待っていて、自分で道を切り開けるはずです。お待ちしています。

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