羽ばたく卒業生からのメッセージ
MESSAGE FROM GRADUATES
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薬学部 薬学科
高校1年生の時に、ある親戚が薬剤師であることを知り、初めて薬剤師の存在を明確に認識しました。家族にも医療関係者がおり、元々将来は医療現場で働きたいと思っていたので、その話を聞いて以来、薬剤師という職業に興味を持つようになりました。国公立大学を目指していた時期もありましたが、国家試験の合格率が高いことに魅力を感じ、本学に入学を決めました。
中間試験、期末試験前は本当にしんどかったです。科目が多い上に、授業や実習、レポート提出が直前までありハードスケジュールだったので、メンタルと集中力が相当鍛えられました。今思い返すと、勉強の合間の友人との些細な会話や励まし合いが、辛い試験を突破する糧となっていたんだなと、しみじみと感じます。あの頃の自分たちを、投げ出さずによく頑張った!と褒めてあげたいです。
私は中学高校と続けてきたソフトテニス部に入部しました。自由参加の部活だったので、正直なところ、初めはあまり積極的に参加するつもりはありませんでした。しかし、先輩方が本当に温かく迎えてくれたことで、いつしか心地良い居場所となり、自然と部活に参加することも増えました。幹部を担当する学年になった時、先輩方から次期部長に推薦していただき、お引き受けしました。大人数をまとめる部長という立場はとても大変でしたが、得るものも大きかったです。引退した今でも、卒業した先輩方や同期、そして後輩との関わりから学んだことを振り返ると、入部してよかったと思っています。
春から目標だった病院薬剤師として勤める予定ですが、視野を広く持ち色々な分野に挑戦していこうと思っています。この人がいたら安心だと、患者さん、そして一緒に働く医療従事者に思ってもらえるよう、知識と思いやりのある薬剤師になることが目標です。他の人が「これ、やってみない?」とお声がけくださるとしたら、それは自分を評価し、信頼してくださっているということですので、そういった期待にもできる限り応えたいです。他人の期待に応える中で、自分でも予期しない方向で成長できたらな、と考えています。
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薬学部 薬学科
私は幼い頃から薬剤師になることが夢でした。親戚に薬を常用している方がいて、薬の効き目や副作用について耳にすることがあり、ぼんやりながら「体にいいことと悪いことの両方を、こんな小さな薬がどうして引き起こすのだろう」と不思議で、薬に興味を持っていました。
高校3年生の夏、本学のオープンキャンパスに行った際、国家試験に向けたきめ細やかなカリキュラムと模擬薬局などの設備の良さに惹かれました。薬剤師という夢をこの大学なら、しっかりとサポートしてくれると思ったので入学を決意しました。
薬学部は講義が予め組まれており、すべて受講しなければならないことを入学してから知り、思い描いていた大学生生活は送れないのだなと思ったことを覚えています。定期テストは10科目以上が当たり前で、毎回大変な思いをしながらテストを受けていました。しかし、6年生となったいま振り返ってみると、今までのテストにしっかりと取り組んでいたので国家試験勉強にも気持ちの余裕を持って取り組めたと思います。
成績優秀者には大学から奨学金を頂ける制度があり、それを6年間受けられたことが私の自信と勉強のモチベーションにも繋がりました。
高校からダンスをしており、本学でもダンス部に入部し、部長をさせていただきました。今まで純粋に楽しいと思ってしていたダンスが、部長という責任ある立場になり様々な思いを抱くようになりました。しかし、つらい時に支えてくれる同期がいて、慕ってくれる後輩がいて、もっと肩の力を抜いていいのだと思いました。時にぶつかり、支え合いながら仲間と過ごした日々は勉強だけの生活では得られない素晴らしい時間となり、自分の人生にとって良い経験となりました。
将来は病院薬剤師となって、患者さんだけでなく他の医療者からも信頼される薬剤師になりたいと思います。 病院では、様々な疾患を抱えた患者さんと関わることとなるので、常に学ぶ気持ちを忘れず新しい知識を得て、薬剤師として日々成長したいです。
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薬学部 薬学科
高校2年の時から化学に興味を持ち、化学の知識を活かした職で働きたいと思ったからです。ただ、入学時には薬剤師になりたい、という明確な希望があったわけではありませんでした。親の要望で県内から通ってほしいと言われていたので東北医科薬科大学に決めました。
勉強については、1年は教養科目が主で、2年になってから専門科目が増えます。最初は勉強がついていけるかがとても心配でしたが、先生の教え方がとても丁寧なのと、分からないことがあればなんでも教えてくれたり相談に乗ってくれたりしたので、順調に知識を蓄えて国家試験まで臨むことができました。「知りたい」と思ったときに勉強にとことん付き合ってくださる先生方が近くにいるのは、本学の魅力だと感じます。
6年次には、大学の代表として日本薬学会全国学生ワークショップというイベントに参加しました。北海道から九州までの多くの大学の学生と議論し、交流する中で、薬剤師という仕事の社会での意義やこれからの時代で求められる能力等を改めて深く考えることができました。
課外活動では、吹奏楽部と衛生化学部と学生会に所属しており、多くの友人と出会うことができました。国家試験まで、友人達とお互い励まし合いながら勉強できたことは学生生活のいい思い出です。また、勉強に支障がでない程度にもバイトもして、自分の視野を広げるように努めていました。
私は病院で薬剤師として働きます。大学入学後、薬剤師の職域が、病院だけでなく、行政、治験、研究と想像以上に広いことを知りました。4年まで公務員か治験に関わる仕事かを漠然と考えてきましたが、インターンシップで行った病院のがん専門薬剤師に憧れ、病院薬剤師を目指すようになりました。
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薬学部 生命薬科学科
子供の頃から、小さな薬が体に効くことをとても不思議に感じていました。薬が効くメカニズムに関心を持っていたため、薬剤師になりたいと漠然と考えていました。しかし、高校に進学し勉強をしていく中で、薬の調剤ではなく、新薬開発に興味を持ったため、6年制の薬学科ではなく、生命薬科学科を選びました。オプジーボ等、新しい医薬品の開発を通じて大多数の患者さんの健康に貢献したいと考えたからです。 また、実家から通える距離だったことも、本学を選んだ理由です。
試験前に辛くて泣きながら勉強をしたことがあります。すごく頑張って勉強をしたからこそ、試験で全て単位を取れたとわかった時は嬉しかったですし、達成感を感じました。大学での勉強は大変ですが、専門性が高く面白いと感じる科目も多くあります。私は、薬理学や人体生理学関係の科目が特に好きでした。
飲食店で約3年間アルバイトをしました。融通が効くアルバイト先だったので、勉強をおろそかにすることなく充実した大学生活を過ごすことができました。アルバイトする中で、様々なお客さんとのコミュニケーションの難しさや楽しさを経験することができたのは、進路選択や就職活動で有意義だったと考えています。
1日でも早く新薬を必要とする方に新薬を届けられるように自分自身で考え、動くCRA(医薬品開発モニター)になることです。
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薬学部 生命薬科学科
高校の担任の先生に「東北医科薬科大学なら、先生方が熱心で面倒見がよい」とすすめられてこの大学を選びました。就職率がいいことや、オープンキャンパスに行き大学の授業や研究、雰囲気を実際に見ることができたことも、この大学を選んだきっかけになりました。とにかくキャンパスが綺麗ですし、動物の血液を使った実験等に興味を惹かれました。
勉強面では、最初は苦労しましたが、自分にあった勉強方法を見つけてから随分楽になりました。大学での勉強方法は十人十色で、他人の方法が自分に合うとは限りません。友人の中はコツコツ型もいますが、私は短期集中型でした。また、ノートと教科書を素材に、穴埋め形式のオリジナル問題ノートを作るようになってから、専門教科も効率よく勉強が進みました。
特に面白かったのは機能形態学の分野です。体に起こっていることが論理的に説明されていくのが興味深かった。また、人体のメカニズムを扱う生理学と、薬のメカニズムを扱う薬理学という別々の分野の関連性が、勉強を進めるうちに理解できるようになったのが爽快でした。
サークル活動では、軽音部に所属していました。音楽を通してたくさんの仲間ができたり、自分が打ち込めることを新たに見つけられたため、充実した4年間でした。
就職は、医薬品の卸売り営業に決まりました。薬学、生命科学の知識を評価してもらい、採用に至りました。病院や薬局等の得意先から頼られる医薬品のマーケティングスペシャリスト(MS)になることが目標です。
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薬学部 生命薬科学科
元々は化粧品に興味があり、薬学の面から品質や安全性を学べないかと考えたのがきっかけでした。また、私は宮城県出身なので、実家から比較的通いやすい点も本学を選んだ理由になりました。
1 -2年生は数学や生物など高校で習ったような基礎の授業が多かったのですが、3年生からは有機化学や薬理学など薬学に特化した科目がほとんどになります。覚える量が多くて大変ですが、そのぶん多くの専門知識が身につくので、学ぶことも楽しく感じられるようになりました。
私はサークルなどには所属していませんでしたが、授業が終わったあとにクラスの友人とご飯に行ったり、趣味であるカフェ巡りをしたりしていました。また、アルバイトも授業や実習の負担にならない程度でやっていました。今思うと、これらのことを通して自分がどんなものが好きなのかを知ることができ、それが後々の就職活動にも生かせたように思います。
私は治験業界に就職することが決まったので、より多くの薬をより多くの患者さんに届けられるように、まずは1日1日を頑張っていきたいです。そして、ゆくゆくは自分のやりたいこと、自分を常に成長させてくれる仕事(業務)を見つけることが目標です。
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薬学部 生命薬科学科
もともと医療系の分野についての興味をもっていて、難しい病気やそれが理由で社会で様々な困難に直面している方々の支えになれるようなことがしたいと思っていたので、研究の方面からアプローチしようと考えていました。薬学は幅広い分野をカバーする領域です。その中でも本学の薬学部は、東北の中で充実した施設が揃っていることから、進学を決めました。
勉強は学年を経るごとに専門的になり、高度になっていったので、知識を定着させるのに必死でした。テスト前などは友人と朝早くから勉強したり、情報交換をして乗り切っていました。部活は、EMCAという救急医療サークルに所属し、医学部の学生と共に即時救命方法を学んだり、献血ボランティアを行ったりしていました。やりたいと思ったことには、一人でもどんどん飛び込んでいった学生生活でした。特に一番思い入れがあるのは、研究室生活です。病態生理学教室という研究室で免疫系の実験に取り組み、また、論文を読みこなす作業に夢中になりながら、探求することの面白さを感じました。こうした中で、精神的にも人間的にかなり成長することができ、心からこの大学に入って良かったと感じています。
私の今の目標は、大学で学んだ知識や習得した手技等を直接的に仕事の場に活かして、医療の一助となることです。卒業後は、大学で得た探求マインドを胸にさらに知識を深めるため、進学します。目標を達成するために、さらに勉強を続けて自分の引き出しを増やしていきたいと思います。